すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

遊びがいのある風よ

2009年07月10日 | 雑記帳
 昨夜からの強い雨は上がったが、今朝はかなり激しい風が吹いている。
 駐車場で車を降りてみると、歩くのにも少し抵抗があるほどだ。
 登校してくる子どもたちも、
「進めない」「息ができない」と口ぐちに言う。

 小雨交じりだったが、傘は当然だめ。しかしわざと広げてあそぼうとする子がいるのはいつもの風景だ。
 少し濡れているが校舎前のグラウンドの土の渇きは早く、使える状態になっているようだ。そこに目をやった一人の男の子、まるでこの強い風を待ちわびていたかのようにこう言い放った。

 「ああ、遊びがいのある風だなあ」 

 そうだよ、やはり男の子はそうでなくては。
 風が強いことで何か心騒ぎ、いつもよりテンションをあげて遊べる気持ちはよくわかるなあ…。寄る年波か、最近遊びがいのあるものって無くなっているなあ、と一つため息。

 それはともかく、教室にランドセルを置いて、すぐさまグラウンドへ駆けだす男子の一団。いつもより声も大きく、高く響いてくるようだ。

 それにしても、プールに敷いた人工芝もめくりあがり、へちま栽培のための支柱も倒すほどの強い風だ。まだまだ止みそうにない。
 外遊びの子どもたちも益々夢中になっているが…。重石で支えてはいるサッカーゴールも少し心配なほど揺れているなあ、と思っていると…かくして、そこに非情の校内放送が流れる。

 「グラウンドで遊んでいる人たちは今すぐ・・・・・」