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もっとウェットでいいじゃないか

2021年07月08日 | 雑記帳
 新着図書の棚に「唾液がカギを握る!」というブックレットのような冊子があった。手に取ってみると、副題として「世界総マスク時代の健康法」とある。なるほど…。50ページ足らずの裏表紙をみると、Oral**とあり、いわゆるPR的な書と気づく。そうだとしても、唾液にはちょっと興味(笑)があるので開いた。


 今、子ども園の年少児クラスに通う上の孫の「よだれ」が目立たなくなったのはいつ頃だったか。とにかく半端ない量で2歳時にはまだ、一日中よだれかけをしていた。唾液は健康にいいはずだからと理由づけしながら、本当は大丈夫かと思っていたのも確かである。しかし、いつからかその量は減り今はごく普通だ。




 この冊子によれば「唾液はウィルスと戦う!」頼もしい「警備員」なので、よだれをだらだら垂らしている子は無敵といっていいはずだ。しかし成長に従って、よだれとは無縁になるのだな。そういえば、「唾液が減るのはナゼ?」という項目には、その理由の筆頭として「加齢」が挙げられている。まあ成人の話だが…。


 そういえば緊張が高まると口の中が渇くという体験は何度かしている。PTAなどの全体挨拶でも、一、ニ度あったと白状しておこう。その他「激しい運動」「口呼吸」「空調」なども日常生活で挙げられている。マスク時代の今は「水分補給の機会が減る」「人と話す回数が減る」の二つも、唾液減少の理由になってくる。


 注意すべきは「ドライな口の中」というフレーズは、心に留めたい。口腔内環境の大切さは今こそ意識すべきだ。もっとも、そのフレーズをもう少し拡張すると、ドライな言い方、ドライな心情も重なったりして、渇いた人間関係まで想ったりする。もっとウエットでいいじゃないか日常!よだれも存分に垂らせ!