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桜と絵本と豆乳と

独り視聴者委員会Prime編

2023年04月21日 | 雑記帳
 AmazonPrimeは年額制だった時に入っていた。すぐ手にしたい書籍がある頃でだいぶ重宝したし、付属機器も揃えTVネットの目論見もあった。しかし思うように使いこなせず、大河(笑)に流されるのも不快で3年ほどで止めた。ところが先月のWBC放送。TBS系が映らない県民の悲しさに耐えられず、再び加入する。


 無料体験一ヶ月だけにしようとは決めていた。ただ、その期間に映画等観られるなら…と安っぽい考えが浮かび、期限の切れる今週の日曜、月曜で三本視聴する。先日、劇場でBlueGiantを見たばかりで、TV画面は物足りなく思えたが、CMに邪魔されず集中できるのはやはり良い。早送り視聴などする齢でもないし…。




 まずは『護られなかった者たちへ』。原作を読んだばかりでどんな構成にするのか興味津々だった。キャストは佐藤健、阿部寛だけはなんとなく知っていたが、殺される側と犯人役は意外性があった。このラインナップは演出の妙と言っていいだろう。ただ、筋としてはやはり原作の方に深みがあるし、スリル感が強い。


 以前から気になっていた『罪の声』。小栗旬と星野源との共演。予備知識はそれぐらいだったが、すぐに「グリコ事件」と思い出せただけに、物語のインパクトは年配者には強い。事実とされている箇所とフィクション部分を上手にからませた作品だった。達者な役者が揃ってはいたが、配役がハマり過ぎて面白みには欠けた。


 三本目はあまり期待せず見始めた『浅田家』。これがなかなかに引き込まれた。コメディタッチで始まりどう展開するかと思っていたら、震災で残った写真に関わりを持つ話となってくる。つまり「家族写真」の意味が浮かび上がってくる。写真とは何を読むものか、結局自分の心にある思いをどう引き出せるかなのだ。