すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

「ととのえの日」静かに内省

2023年11月11日 | 雑記帳
 今日11月11日は、10月10日と並んで「記念日」が多い日らしい。その日に何かが始まったのが定番だろうが、それ以上に語呂合わせや並び数字の形からイメージしやすい点があるだろう。50を超す「~~の日」が並んでいる。意味不明も多いなか、「美しいまつ毛の日」や「いい出会いの日」は、なるほどねと思う。


 なかでも気に入ったのは「ととのえの日」。考えたねえ…と思い、その由来を見てみたら、雑学ネタ帳には次の表記あり「サウナ浴により心身ともに健康になった状態をサウナ用語で「ととのう(ととのえる)」という。より多くの人にこの「ととのえ」体験を通して健やかに過ごしてもらうことが目的」そうか、サウナか。


 まあ、それはさておき「整え・調え」は、無頓着で才能なしを自認する身にとっては憧れの語でもある。もちろんもはやこの齢になって、根本的な改善は望むべくもない。せめて、周囲に迷惑がかからぬ程度、身内が恥ずかしい思いをせぬように心がけたい。例えば、昨日は人の集まる場に出向き感ずることもあった。





 順番を守ったり、他者が迷惑にならないよう配慮したりするのが日本人にとって美徳の一つだ。それは依然として多くの人が保ち続けていることだが、よく見聞きするスーパーの駐車場等の停車の仕方一つとっても、自分勝手な行為が散見されている(高齢者が多いと…)。これは「整え」の解釈不足にあるのではないか。


 「正しい状態」の見方は多様化している。秩序や調和は大切だが、強制しないというのが今風だ。しかし、何のための秩序、調和かと問えばそれは明らかに全体の幸せに行き着く。形を乱す行為をするとき、心の中で自己が肥大してはいないか。振り返って思い当たることもある。「ととのえの日」…静かに内省したい


コメントを投稿