すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

みすゞの心を成り立たせる行動

2005年11月03日 | 読書
学校の中で、職場の中で、自分の心と一番遠い人に、一番心を飛ばす。大変なことですが、それなしには《みんなちがって、みんないい。》は成り立ちません。
矢崎節夫『みすゞコスモス』(JULA出版局)


表面的な個性尊重ではなく
一人ひとりを大事にするには、具体的な行動が大事である。
それは時間であり、それは言葉であり
それは目や手の使い方だろう。
そんなふうに仕事ができたか、自省してみる。

「北の国から」にある教育

2005年11月01日 | 読書
北の国からというドラマをご存知でしょうか。あのドラマがなぜ人の心をうったのでしょう。あれは教育のドラマだと思うのです。不器用な父親が子供たちと正面から向き合う。子供のミスは全部自分にあるとし、子供のすべてを受け止めてただ抱きしめ、見守るという愛し方。じっと抱きしめているだけの教育はすごいと思いました。
さだまさし~日本PTA全国研究大会講演記録から~


じっと抱きしめるという愛し方には
その暮らしの貧しさや厳しさや不器用さが常につきまとっている。
あるがままを受け入れるしかない現実に
どうしようもなく、ただ思うに任せた身体の表現だが
本当の力強さや血の通う温かさを、感じることができる。