科目ごとの難易度、過去問など問題演習をするようになると、この科目は
難しいとか、易しいとか感じるようになるでしょう。
それに、ネットとかでレベルの情報を目にすることがあるでしょう。
ただ、それを鵜呑みにはしないようにしましょう。
難易度、レベル、これは毎年度変わってきます。
たとえば、徴収法は比較的易しいほうに分類されますが、来年度はどうか
といえば、易しい問題が出るとは限りません。
昨年までは簡単だったのに、今年は難しかったとか、いくらでもあり得ます。
だから、易しいといわれている科目だからといって、簡単なんだとか決め
つけたりしないようにしましょう。
平成5年度くらいまでは、全体としてかなり簡単でした。
平成6年くらいからレベルが上がりだし、平成7~9年度は、かなり難しく
なりました。
労働基準法に判例が出るようになったのは、この時代からで、労働基準法や
労災保険法はかなり難しかったです。
一方、社会保険関連は、それほど難しくはありませんでした。
健康保険法や国民年金法は満点を狙えるレベルでした。
平成10年代前半は、問題の質があまり良くなかったのですが、後半になり
質が改善され、徐々に落ち着いた問題になり、社会保険関連のレベルがじわ
じわと上がっていきました。
平成20年代になり、健康保険法や厚生年金保険法はかなりレベルが上がり、
その後、これらは落ち着き、国民年金法が、事例が増え、厄介な科目になりました。
ただ、令和5年度以降は、それほど難しくはなくなりました。
一方、健康保険法は、令和6年度はかなり難しかったです。
といことで、傾向は変わる、
だから、この科目は簡単なんだとか決め付けたりしないようにしましょう。