名古屋市長選、静岡県知事選、奈良市長選で、民主党推薦候補の連戦連勝の後、 東京都議選でも、民主党の大勝、自民の大敗という、予期された結果となりました。これも、自民党がずっと国民をないがしろにし、郵政民営化に代表される売国政策で、国民の富を売り飛ばし、弱者を切り捨て、格差を拡大してきた悪行の報いです。ずっと政治への関心の低かった日本人でしたが、戦後60年にわたっての自民党支配下で作られてきた政官財の利権をめぐる癒着構造を潰さない限り、一般国民の生活の向上はない、と自覚したその危機感の表れでしょう。それが高い投票率に反映されています。
もちろん、自民党にも国民のことを考えて日本をよくしたい、という情熱をもった政治家もいることでしょうし、民主党や野党の中にも、国民よりは自分の利益のことばかり考えている議員もいるでしょう。だから、次の衆院選で民主党が第一党となったからといって、政策が劇的に変わるということでもないでしょうし、一人一人が考える基本的な政策に大きな差もないであろうと思います。次の衆院選で民主党が政権交代をめざす目的は、政権交代そのものにある、と私は思います。政権交代のみが、長年にわたって続いてきた癒着構造を揺さぶることができるからです。そして、とりもなおさず、金持ち、政治家、官僚という力を持つものだけのお互いの利益だけを追求するするために一般国民を利用する、その癒着構造に対して、一般国民ができることは、政官財の「政」を選挙によって変えることしかありません。次の衆院選で、国民にとって最も大事なのは、民主党がどんな政治をしてくれるかということよりも、とにかく自民党の与党としての力をそぐこと、すなわち「政権が交代すること」であります。これまで、自民党はその与党の地位を確保するために、あらゆることをしてきました。公明党と組むということ自体、とにかく第一党の地位を確保して、利権癒着構造を死守する、という目的のためなら、何でもするという浅ましさの現れ以外の何でもありません。自民党は一旦、野党となって、利権構造から切り離され、真摯に国民のための政治を考える機会を与えられる必要があります。そして、もし次回の衆院選で民主党が与党となった後、民主党が「国民第一」の意識を忘れるようなことがあれば、自民党が国民の支持を得て再び政権を取り戻せばよいのです。とにかく、一党による長期政権が癒着構造の温床なのですから、複数の力の拮抗した政治団体が政権交代を定期的に繰り返すこと、それが民主主義の維持のために必要なのだと私は思います。
政権交代は、マスメディアにもよい影響を与えるであろうと思います。これまで、自民党、経団連の利益を守るために、ガセネタを流し、偏向報道をして、執拗に民主党叩きを続けて来た、産経をはじめとする大手マスメディアは、民主党政権となったら、どういう態度に出るのでしょうか?いまから楽しみです。
もう一つ、今回の東京議選での自民党の大敗について、東京都知事をやっている勘違い君は、「大迷惑な結果だ。政府が作った人心の離反のツケを、東京が払わされた」と前総理なみの、他人事コメントを出したそうです。さすがにそれを聞きとがめた報道陣が「石原都政への不支持とは受け止めないのか?」と質問、それに対し「それは違うんじゃないですかね」と否定したとの話。前総理は少なくとも「自分を客観的に見れる」と信じていたようですから、この東京の勘違い君も、前総理に客観的なものの見方を指南してもらったらどうでしょう。
もちろん、自民党にも国民のことを考えて日本をよくしたい、という情熱をもった政治家もいることでしょうし、民主党や野党の中にも、国民よりは自分の利益のことばかり考えている議員もいるでしょう。だから、次の衆院選で民主党が第一党となったからといって、政策が劇的に変わるということでもないでしょうし、一人一人が考える基本的な政策に大きな差もないであろうと思います。次の衆院選で民主党が政権交代をめざす目的は、政権交代そのものにある、と私は思います。政権交代のみが、長年にわたって続いてきた癒着構造を揺さぶることができるからです。そして、とりもなおさず、金持ち、政治家、官僚という力を持つものだけのお互いの利益だけを追求するするために一般国民を利用する、その癒着構造に対して、一般国民ができることは、政官財の「政」を選挙によって変えることしかありません。次の衆院選で、国民にとって最も大事なのは、民主党がどんな政治をしてくれるかということよりも、とにかく自民党の与党としての力をそぐこと、すなわち「政権が交代すること」であります。これまで、自民党はその与党の地位を確保するために、あらゆることをしてきました。公明党と組むということ自体、とにかく第一党の地位を確保して、利権癒着構造を死守する、という目的のためなら、何でもするという浅ましさの現れ以外の何でもありません。自民党は一旦、野党となって、利権構造から切り離され、真摯に国民のための政治を考える機会を与えられる必要があります。そして、もし次回の衆院選で民主党が与党となった後、民主党が「国民第一」の意識を忘れるようなことがあれば、自民党が国民の支持を得て再び政権を取り戻せばよいのです。とにかく、一党による長期政権が癒着構造の温床なのですから、複数の力の拮抗した政治団体が政権交代を定期的に繰り返すこと、それが民主主義の維持のために必要なのだと私は思います。
政権交代は、マスメディアにもよい影響を与えるであろうと思います。これまで、自民党、経団連の利益を守るために、ガセネタを流し、偏向報道をして、執拗に民主党叩きを続けて来た、産経をはじめとする大手マスメディアは、民主党政権となったら、どういう態度に出るのでしょうか?いまから楽しみです。
もう一つ、今回の東京議選での自民党の大敗について、東京都知事をやっている勘違い君は、「大迷惑な結果だ。政府が作った人心の離反のツケを、東京が払わされた」と前総理なみの、他人事コメントを出したそうです。さすがにそれを聞きとがめた報道陣が「石原都政への不支持とは受け止めないのか?」と質問、それに対し「それは違うんじゃないですかね」と否定したとの話。前総理は少なくとも「自分を客観的に見れる」と信じていたようですから、この東京の勘違い君も、前総理に客観的なものの見方を指南してもらったらどうでしょう。