ウィンブルドン男子シングルス決勝は、フルセットの激闘でした。ロディック対フェデラという対戦になるのがわかった時点で、私は興味を失ってしまっていまいした。前回、この二人の試合を見たときは、プロながら余りに力の差が歴然としていて、ロディックはさながら蛇ににらまれた蛙という感じでしたので、今回も、どうせストレートでフェデラが一方的に勝つのだろうと思っていたからです。ふと、TVをつけてみたら、5セット目でした。フェデラが2セットも落としたのかと驚いて、続きを見る気になりました。実際に、ロディックのプレーを見て、私は驚きました。彼は、私が覚えている、サーブとストロークが速いだけの、あの知性を感じさせないプレーヤーではなく、5セット目終盤というのに係わらず、極めて高度なプレーをしていました。結局、16-14というスコアでフェデラが競り勝ちました。この試合でフェデラは50本ほどのサービスエースを奪い、サービスエース数の記録をつくり、グランドスラムタイトル15勝という世界記録をつくりました。しかし、私にとっては、ロディックを見直した名勝負でした。
先週末、アメリカ独立記念日を目前に、アラスカ州知事のサラペイリンが任期途中にして知事の辞任を表明しました。会見の様子からはその動機は不明で数々の憶測を生んでいます。サラペイリンは、ご存知のように、先のアメリカ大統領選で、劣勢の共和党大統領候補のマッケーンが、窮余の奇策として繰り出した、副大統領候補でした。デビュースピーチで民主党を派手にこき下ろし、人気を取ったのはよかったのですが、その後のキャンペーンで、無知と実力のなさを露呈し、結局、奇策は裏目に出て、共和党は大敗しました。任期途中での辞任理由の憶測として、主に次の3理由が挙げられています。1)自分の知事としての限界に気がついて、政治の世界に嫌気がさした。2)大統領選で名前と顔を売ったので、タレントとして金儲けをしたいが、そのためには公人をやめなければならない。3)国政に入り、次の大統領選を目指すため、アラスカからでる。私は1)であって欲しいと思いますが、世間の多数は2)か3)を考えている様子です。いくら、彼女が空気を読めないナイーブな勘違い君であったとしても、私はさすがに大統領選であれだけのバッシングを受けたのだから、3)の線はないだろうと思うのですけど、このニュースを聞いていて、もう一人の勘違い君の宮崎県知事のことを思い出さずにいられませんでした。自民党から出馬要請に「次期総裁候補にしてくれたら、自民党から衆議院議員として出馬する」と答えたという話を聞いたとき、私は、ストレートに断るかわりに、落ち目の自民党に対する当てこすりを言ったのだと思って、なかなか言うなあ、と感心したのですけど、その後の展開から、これは冗談ではなくて、本気だった、という話を聞いて、すっかり全身脱力してしまいました。その後、総裁候補どころか、入閣もないという待遇を聞いてさえ、それでも知事の仕事は掘り投げてでも国政に行きたいという意味の発言を連発し、すっかり正体がばれてしまいました。どうして、負ける可能性の高い自民党から出るのか、という質問に、「民主党だったら、代表になれないから」とふざけた答えをした上に、「ぼくが自民党に行ったら、自民党は負けません、負けさせません」と言ったらしいですから、これが「お笑い」でなければ、病気です。何年前か前には、ライブドアの堀江被告を選挙に担ぎ出した自民党ですから、タレントでも何でも名前が多少国民に知られていれば良い、とにかく選挙で票を集めれればよいと考えているわけです。その単なる選挙対策用の出馬要請であることがわからないわけがないと思うのですけど、「総裁候補にしろ」というのが冗談ではなかったというのは、ビックリでした。この県民をコケにした話を聞いた宮崎の人はさぞかし怒っているだろうと思ったら、意外に好意的な意見があることを知ってまたまた、驚きました。中央に行きたいために県知事を踏み台にしようとしているような人に何を期待しているのでしょうか?国政から地方分権を推進したい、とかいうふざけた言い訳を勘違いして真に受けたのでしょうか?
アメリカンアイドルのオーディションを見ていると、とんでもない勘違いの人が出てきます。自分を客観的に見ることが出来ない人というのがこんなに多いのか、と驚きます。そういえば、前の首相は、「発言が他人事のようだ」という記者の批判に対して、「私は自分のことを客観的にみれるのです、あなたと違うんです!」と切れて、辞任しました。自己中心で自分を客観的に見れない勘違い君と、自分が首相の器でないことを知っていたのに首相になった人、どちらもどちらですが、勘違い君は、見ていて恥ずかしいです。
先週末、アメリカ独立記念日を目前に、アラスカ州知事のサラペイリンが任期途中にして知事の辞任を表明しました。会見の様子からはその動機は不明で数々の憶測を生んでいます。サラペイリンは、ご存知のように、先のアメリカ大統領選で、劣勢の共和党大統領候補のマッケーンが、窮余の奇策として繰り出した、副大統領候補でした。デビュースピーチで民主党を派手にこき下ろし、人気を取ったのはよかったのですが、その後のキャンペーンで、無知と実力のなさを露呈し、結局、奇策は裏目に出て、共和党は大敗しました。任期途中での辞任理由の憶測として、主に次の3理由が挙げられています。1)自分の知事としての限界に気がついて、政治の世界に嫌気がさした。2)大統領選で名前と顔を売ったので、タレントとして金儲けをしたいが、そのためには公人をやめなければならない。3)国政に入り、次の大統領選を目指すため、アラスカからでる。私は1)であって欲しいと思いますが、世間の多数は2)か3)を考えている様子です。いくら、彼女が空気を読めないナイーブな勘違い君であったとしても、私はさすがに大統領選であれだけのバッシングを受けたのだから、3)の線はないだろうと思うのですけど、このニュースを聞いていて、もう一人の勘違い君の宮崎県知事のことを思い出さずにいられませんでした。自民党から出馬要請に「次期総裁候補にしてくれたら、自民党から衆議院議員として出馬する」と答えたという話を聞いたとき、私は、ストレートに断るかわりに、落ち目の自民党に対する当てこすりを言ったのだと思って、なかなか言うなあ、と感心したのですけど、その後の展開から、これは冗談ではなくて、本気だった、という話を聞いて、すっかり全身脱力してしまいました。その後、総裁候補どころか、入閣もないという待遇を聞いてさえ、それでも知事の仕事は掘り投げてでも国政に行きたいという意味の発言を連発し、すっかり正体がばれてしまいました。どうして、負ける可能性の高い自民党から出るのか、という質問に、「民主党だったら、代表になれないから」とふざけた答えをした上に、「ぼくが自民党に行ったら、自民党は負けません、負けさせません」と言ったらしいですから、これが「お笑い」でなければ、病気です。何年前か前には、ライブドアの堀江被告を選挙に担ぎ出した自民党ですから、タレントでも何でも名前が多少国民に知られていれば良い、とにかく選挙で票を集めれればよいと考えているわけです。その単なる選挙対策用の出馬要請であることがわからないわけがないと思うのですけど、「総裁候補にしろ」というのが冗談ではなかったというのは、ビックリでした。この県民をコケにした話を聞いた宮崎の人はさぞかし怒っているだろうと思ったら、意外に好意的な意見があることを知ってまたまた、驚きました。中央に行きたいために県知事を踏み台にしようとしているような人に何を期待しているのでしょうか?国政から地方分権を推進したい、とかいうふざけた言い訳を勘違いして真に受けたのでしょうか?
アメリカンアイドルのオーディションを見ていると、とんでもない勘違いの人が出てきます。自分を客観的に見ることが出来ない人というのがこんなに多いのか、と驚きます。そういえば、前の首相は、「発言が他人事のようだ」という記者の批判に対して、「私は自分のことを客観的にみれるのです、あなたと違うんです!」と切れて、辞任しました。自己中心で自分を客観的に見れない勘違い君と、自分が首相の器でないことを知っていたのに首相になった人、どちらもどちらですが、勘違い君は、見ていて恥ずかしいです。