イラン核開発に関する6カ国協議、2日の期限の延長の末、合意に達しました。イランの立場からすれば不公平感は拭えませんが、現在のところ最善の結果であろうと思います。少なくともイラン一般国民にとって西側との緊張した関係が緩やかになってくることはプラスが多いと思われます。
例によってイスラエルは、まだ強情にも反対、ホントにアベ政権を見るかのようです。
どこの国の誰が何と言おうと、核開発の目的は核兵器をつくることです。それをおおっぴらに言えないので平和利用とか発電とかという建前を言うわけです。イランの目的もそうでしょう。今回の協議は、もちろん、イランの核兵器開発を防ぐことを建前上の目的としています。ウランの濃縮率の制限や核物質の保有上限などをかなり厳しく制限した上で合意に至りました。しかしイランから周囲を見渡せば、アメリカもイスラエルもインドもパキスタンも中国ももちろんロシアも皆が核武装しています。そんな既に核を持つ国々がイランに対して「核開発をするなら制裁する」と言っているわけです。
スジから言えば、核保有国が核軍縮をまず行い、その上で他国の核開発に口を出すべきところでしょう。そのかわりに脅して制裁を加えて力ずくで押さえつけようというわけです。だから今回、対話が続いて、仮にイランの核開発を抑制できたからと言って、世界は何一つ平和にはなりません。むしろ、中東の平和を願うのならイスラエルの過激シオニスト政権を何とかする方がよっぽど効果的だと私は思っております。
イラン周辺ではしばらく前に新年を祝ったところですが、イスラエルやユダヤ人社会では、週末からユダヤ教のパスオーバーが始まっています。ユダヤ人がエジプトから脱出した故事に習っての祭りです。神がエジプトに厄災をもたらした時、ユダヤ人の家は通り越して(pass over)助けたということから来ています。パスオーバーでは(エジプト脱出が急であったために酵母を使ってパンを焼くことができなかったというので)酵母なしで作った平たいパン(Matzo)を食べます。一方、キリスト教では日曜日は復活祭でした。興味深いことに、復活祭(イースター)の別名、パスクという言葉と、パスオーバーのヘブライ語、ペサハは同根なのだそうです。しかし、イースターは処刑されたキリストが復活した日の祝いであり、パスオーバーは旧約聖書の出エジプト記に由来するもので、全く別物です。単にキリストが処刑されたころとユダヤジンのエジプト脱出の時期が季節的に一致したというだけのことのようです。最後の晩餐はパスオーバーの間に行われたもので、その時にキリストと弟子たちがたべていたものはMatzoであったそうです。興味深い話です。
キリストが処刑された日、聖書の記述によると、どうも日食が起きていたようです。過去を振り返ると、ユダヤの祭日に日食や月食が重なる年に大きな出来ごとが起こるそうです。そして、今年のパスオーバーには月食が起こることになっており、去年からユダヤの三つの祭日に日食や月食が連続して重なっています。
荒野の声から
という予測をしている人もいます。イスラエルと日本の暴走政権を見ていると、中東に何か起こってもおかしくないような気がします。私は、知能不足で暴走するアベ政権とネタニエフ政権の先は短いと思います。かなり劇的な形で終わるような気がします。そのときに起こる混乱が心配ですが、それはいずれにしても必要な過程でしょう。
今回、イランと6カ国協議でとりあえず一歩前進したことが、最終的に中東の平和をもたらす兆しのように私は感じています。
例によってイスラエルは、まだ強情にも反対、ホントにアベ政権を見るかのようです。
どこの国の誰が何と言おうと、核開発の目的は核兵器をつくることです。それをおおっぴらに言えないので平和利用とか発電とかという建前を言うわけです。イランの目的もそうでしょう。今回の協議は、もちろん、イランの核兵器開発を防ぐことを建前上の目的としています。ウランの濃縮率の制限や核物質の保有上限などをかなり厳しく制限した上で合意に至りました。しかしイランから周囲を見渡せば、アメリカもイスラエルもインドもパキスタンも中国ももちろんロシアも皆が核武装しています。そんな既に核を持つ国々がイランに対して「核開発をするなら制裁する」と言っているわけです。
スジから言えば、核保有国が核軍縮をまず行い、その上で他国の核開発に口を出すべきところでしょう。そのかわりに脅して制裁を加えて力ずくで押さえつけようというわけです。だから今回、対話が続いて、仮にイランの核開発を抑制できたからと言って、世界は何一つ平和にはなりません。むしろ、中東の平和を願うのならイスラエルの過激シオニスト政権を何とかする方がよっぽど効果的だと私は思っております。
イラン周辺ではしばらく前に新年を祝ったところですが、イスラエルやユダヤ人社会では、週末からユダヤ教のパスオーバーが始まっています。ユダヤ人がエジプトから脱出した故事に習っての祭りです。神がエジプトに厄災をもたらした時、ユダヤ人の家は通り越して(pass over)助けたということから来ています。パスオーバーでは(エジプト脱出が急であったために酵母を使ってパンを焼くことができなかったというので)酵母なしで作った平たいパン(Matzo)を食べます。一方、キリスト教では日曜日は復活祭でした。興味深いことに、復活祭(イースター)の別名、パスクという言葉と、パスオーバーのヘブライ語、ペサハは同根なのだそうです。しかし、イースターは処刑されたキリストが復活した日の祝いであり、パスオーバーは旧約聖書の出エジプト記に由来するもので、全く別物です。単にキリストが処刑されたころとユダヤジンのエジプト脱出の時期が季節的に一致したというだけのことのようです。最後の晩餐はパスオーバーの間に行われたもので、その時にキリストと弟子たちがたべていたものはMatzoであったそうです。興味深い話です。
キリストが処刑された日、聖書の記述によると、どうも日食が起きていたようです。過去を振り返ると、ユダヤの祭日に日食や月食が重なる年に大きな出来ごとが起こるそうです。そして、今年のパスオーバーには月食が起こることになっており、去年からユダヤの三つの祭日に日食や月食が連続して重なっています。
荒野の声から
その後の歴史においても月食と日食がユダヤの暦との係わりがあった。、、、
20世紀にも同じような現象が2度起こった。1948年と1967年である。1948年にはイスラエルが建国した。1967年には「六日戦争」の結果、エルサレムがイスラエルのものになった。この二つはイスラエルの存亡に関わる重大事態である。共に天体の異変があった。しかし、数年に2度である。今回は1年半の間に6回も起こる。聖書には主イエスの再臨に伴う天体の異変が書かれている。、、、 歴史上、これほどの頻度でユダヤの祭りと天体の現象が共鳴するのは恐らく初めだろう。と言うことはよほど大きな出来事が起こると見ていいだろう。
20世紀にも同じような現象が2度起こった。1948年と1967年である。1948年にはイスラエルが建国した。1967年には「六日戦争」の結果、エルサレムがイスラエルのものになった。この二つはイスラエルの存亡に関わる重大事態である。共に天体の異変があった。しかし、数年に2度である。今回は1年半の間に6回も起こる。聖書には主イエスの再臨に伴う天体の異変が書かれている。、、、 歴史上、これほどの頻度でユダヤの祭りと天体の現象が共鳴するのは恐らく初めだろう。と言うことはよほど大きな出来事が起こると見ていいだろう。
という予測をしている人もいます。イスラエルと日本の暴走政権を見ていると、中東に何か起こってもおかしくないような気がします。私は、知能不足で暴走するアベ政権とネタニエフ政権の先は短いと思います。かなり劇的な形で終わるような気がします。そのときに起こる混乱が心配ですが、それはいずれにしても必要な過程でしょう。
今回、イランと6カ国協議でとりあえず一歩前進したことが、最終的に中東の平和をもたらす兆しのように私は感じています。