大阪12区の衆院補選、私の思いに反して、宮本候補は苦戦しているようです。
前回の市長、知事ダブル選の結果から予想されたことですが、維新候補がリードとのこと。大阪の維新支持を見ていると第二次大戦前にヒトラーを支持したドイツを想像してしまいます。維新が自民の補完勢力だということを大阪の人は理解しているのでしょうか。
わざわざ議員バッジを外し、あえて無所属で立候補した宮本候補の意図はシンボルとして野党共闘の流れを作ること。そのために己の身を捨てる賭けに出たわけですが、(今のところ)悲しいことに笛吹けども踊らず。選挙区の人々はともかく、最大野党である立憲民主の対応の鈍さはガッカリです。
市民も一部の野党さえ、かつてイデオロギー政党と異端視されてきた共産党への偏見か、その深意と危機感を理解できない様子。しかし、ここ数年、最も国会でよい仕事をし、マトモな呼びかけをしてきたのが共産党でした。宮本議員、飄々としながらも、森友問題などで、最も厳しい追及をしてきたのはこの人です。野党共闘を呼びかけて、前回の選挙でも一部の一人区で自らの候補を下す判断をしたのは志位委員長であり、舌鋒鋭く現政権のデタラメを理詰めで糾弾してきたのは小池さんです。彼らは理想の社会を作るというイデオロギー政党としての遠い目標を達成する以前に、どんどん腐敗し劣悪化する日本の現政権をまずは止めないといけない、という喫緊の課題に現実的に対応しようとしています。それは、志位委員長や小池さんのような優秀な頭脳がなくても誰でもわかる当たり前のことです。
そもそも共産党ではなく最大野党がその旗振りをしないといけないと思いますけど、やる気があるのかないのか。希望の党というマヤカシのおかげで、せっかく新しい党の元に人々が合流する流れができたのに、すでにその勢いを忘れたかのような調子。大阪12区に関しては民主党時代の樽床氏も出ているし、共産党は嫌いだという気持ちもあるのでしょうけど、そんな細かいことに拘泥している場合ではないのであって、最大野党がアベを止めると宣言して、共産党の英断、宮元氏の勇気に敬意を表し、表敬訪問だけではなくキッチリ応援演説をし、最大野党としての立場を明らかにして、もう一度、流れと勢いをつけなければ、結局、政治ゴッコの自己満足で終わってしまいます。
この時期に野党共闘に水を差すような話をするのはどうかと思いますが、結党以来の立憲民主党の行動を見ていると、民進党の解党で行き場を失ったリベラル議員が自分の居場所を作るために作っただけの後ろ向きの党に過ぎないのではないか、とだんだん疑問に感じることが増えました。こう思うのは私だけではない証拠に支持率は南下傾向。これでは、55年体制の社会党と同じ、自民党を引き立てるためだけの脇役、ガス抜きのための存在に過ぎないです。ぜひ、この疑念を払拭してもらいたい。
野党全党(維新は除く)が共に立ち上がることです。宮本さんや山本さんが自らの進退を賭けて切込隊長を勤めているのに、後ろで腕組みしての洞が峠ではあまりに情けない。
大阪12区の補選、宮本さんや共産党とその意図に賛同する野党の熱意が伝わって欲しいと思いますが、無理が通って道理がひっこむ今の世の中「真っ当な政治」を掲げても、人々は共感しないでしょう。道理が理解出来る国民ならアベなどとっくの昔に政権から消えているはずですからね。
思うに、ここは、ご本人の主張の一つ「消費税の減税、廃止」を前面に打ち出すのがいいでしょう。この一点で野党は一致すればよい。どうせ、アベはまた今年の選挙前に消費税増税延期を発表するので、ここは「増税反対」ではなく「減税、廃止」を主張しなければなりません。アベが衆参ダブルに出てきてから、主張するのでは遅いのです。逆に消費税がこれまでどのように使われているのか実態を知った上で「消費税減税、廃止」に賛成できないのでは野党としてはどうなのか、と私は思います。
政治に興味がなく、道理を通そうとしない人々でも、カネのありがたみはみんな知っています。笛では踊らなくてもカネなら踊るのが人間。
前回の市長、知事ダブル選の結果から予想されたことですが、維新候補がリードとのこと。大阪の維新支持を見ていると第二次大戦前にヒトラーを支持したドイツを想像してしまいます。維新が自民の補完勢力だということを大阪の人は理解しているのでしょうか。
わざわざ議員バッジを外し、あえて無所属で立候補した宮本候補の意図はシンボルとして野党共闘の流れを作ること。そのために己の身を捨てる賭けに出たわけですが、(今のところ)悲しいことに笛吹けども踊らず。選挙区の人々はともかく、最大野党である立憲民主の対応の鈍さはガッカリです。
市民も一部の野党さえ、かつてイデオロギー政党と異端視されてきた共産党への偏見か、その深意と危機感を理解できない様子。しかし、ここ数年、最も国会でよい仕事をし、マトモな呼びかけをしてきたのが共産党でした。宮本議員、飄々としながらも、森友問題などで、最も厳しい追及をしてきたのはこの人です。野党共闘を呼びかけて、前回の選挙でも一部の一人区で自らの候補を下す判断をしたのは志位委員長であり、舌鋒鋭く現政権のデタラメを理詰めで糾弾してきたのは小池さんです。彼らは理想の社会を作るというイデオロギー政党としての遠い目標を達成する以前に、どんどん腐敗し劣悪化する日本の現政権をまずは止めないといけない、という喫緊の課題に現実的に対応しようとしています。それは、志位委員長や小池さんのような優秀な頭脳がなくても誰でもわかる当たり前のことです。
そもそも共産党ではなく最大野党がその旗振りをしないといけないと思いますけど、やる気があるのかないのか。希望の党というマヤカシのおかげで、せっかく新しい党の元に人々が合流する流れができたのに、すでにその勢いを忘れたかのような調子。大阪12区に関しては民主党時代の樽床氏も出ているし、共産党は嫌いだという気持ちもあるのでしょうけど、そんな細かいことに拘泥している場合ではないのであって、最大野党がアベを止めると宣言して、共産党の英断、宮元氏の勇気に敬意を表し、表敬訪問だけではなくキッチリ応援演説をし、最大野党としての立場を明らかにして、もう一度、流れと勢いをつけなければ、結局、政治ゴッコの自己満足で終わってしまいます。
この時期に野党共闘に水を差すような話をするのはどうかと思いますが、結党以来の立憲民主党の行動を見ていると、民進党の解党で行き場を失ったリベラル議員が自分の居場所を作るために作っただけの後ろ向きの党に過ぎないのではないか、とだんだん疑問に感じることが増えました。こう思うのは私だけではない証拠に支持率は南下傾向。これでは、55年体制の社会党と同じ、自民党を引き立てるためだけの脇役、ガス抜きのための存在に過ぎないです。ぜひ、この疑念を払拭してもらいたい。
野党全党(維新は除く)が共に立ち上がることです。宮本さんや山本さんが自らの進退を賭けて切込隊長を勤めているのに、後ろで腕組みしての洞が峠ではあまりに情けない。
大阪12区の補選、宮本さんや共産党とその意図に賛同する野党の熱意が伝わって欲しいと思いますが、無理が通って道理がひっこむ今の世の中「真っ当な政治」を掲げても、人々は共感しないでしょう。道理が理解出来る国民ならアベなどとっくの昔に政権から消えているはずですからね。
思うに、ここは、ご本人の主張の一つ「消費税の減税、廃止」を前面に打ち出すのがいいでしょう。この一点で野党は一致すればよい。どうせ、アベはまた今年の選挙前に消費税増税延期を発表するので、ここは「増税反対」ではなく「減税、廃止」を主張しなければなりません。アベが衆参ダブルに出てきてから、主張するのでは遅いのです。逆に消費税がこれまでどのように使われているのか実態を知った上で「消費税減税、廃止」に賛成できないのでは野党としてはどうなのか、と私は思います。
政治に興味がなく、道理を通そうとしない人々でも、カネのありがたみはみんな知っています。笛では踊らなくてもカネなら踊るのが人間。