百醜千拙草

何とかやっています

不安なキュウリ

2020-01-14 | Weblog
一歩進んで二歩下がるの日々で、ちょっと気分が落ち込んできたので、運動にいきました。運動する人は実感しているとおもいますけど、鬱気分に最もよく効くのは運動と睡眠です。とにかく重い足を引き摺ってでもジムに行って、30分ほど走るとかなりの効果が得られます。私もいやいやながら週に二回ほど行っています。習慣にしないとやらなくなるので、とにかく決めた日に、風呂のついでだと思って行っています。

行ったら、顔見知りの人が二人いて、新年の調子はどうだ、という話になったので、つい、あまりパッとしない、という話をすると、二人とも、こちらもご同様、それで運動に来たのだ、との返事。現代の弱肉強食の資本主義社会に生きる人々は、多かれ少なかれ、不安やうつ気分を抱えています。30分走って気分を上げてきました。

不安というのは気の持ちようです。生きている間は、何が起こっても、それに対してできる範囲で最善と思われる対処をすることしかわれわれにはできないのです。しかし、すでに何もできることがないようなことでも、先々に起こるかもしれない望ましくないことを想像しては、不安になるのが人間です。ま、生存本能なのでしょうけども、なまじ先のことを考えられるだけ、他の動物よりも厄介です。何もできることがないのに、思い悩み、不安を抱き、健康を害する、というのはバカバカしいことだとは、頭ではわかっていても、人間は感情の動物、理性は感情ほど強い力がないので、つい悩み、不安になります。
昔はトレッドミルで走っている人を見て、エネルギーの無駄遣いではないかと思っていましたけど、運動が不安の軽減に役立つならば、無駄に不安に苛まれて時間と健康を無駄するよりは、はるかにマシです。

というわけで、今回もいいネタがないので、この間見つけたものを貼り付けておきます。



(蛇足:キュウリはクールで落ち着いている様子を表すのに使われる喩えなので、"不安を抱えたキュウリ"という表現が撞着語法になっています。)
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