百醜千拙草

何とかやっています

アヤさんの歌

2021-07-30 | Weblog
毎日、五分のフランス語のミニ レッスンのせいか、ネットでも実生活でもフランス関係のものが目につくようになりました。多分それで、このところフランスがらみの話題が多くなってます。

私の子供時代は、フランスのポップカルチャーが日本に盛んに入ってきた時代でした。フランスの雰囲気を商品のコンセプトにする企業も多く、いまは無くなってしまいましたけど衣料メーカーのレナウンは、当時流行ったYe-Yeと呼ばれたフランスのポップスにならい、レナウン イエ イエ というコマーシャルを展開、「アイドルを探せ」で世界的なヒットを出したYe-Ye 歌手のシルビー バルタンもコマーシャルに起用しました。多分、このフランス若手女性歌手を使った日本企業のイメージ戦略は、以後、ブルボンのコマーシャルにでていたアリゼぐらいまで続いたと思います。今は残念ながら日本でのフランスのポップカルチャーはすっかり下火になりました。しかし、多分、日本の昔の歌謡曲のアイドルというのは、この時代の若手フランス女性歌手、シルビー バルタンや「シャンソン人形」のフランス ギャルなどをモデルとして発展したのではないかと思います。

戦後、否応なく流入した戦勝国のアメリカ文化には抵抗を示す人も少なからずいたと思いますけど、フランスに関しては日本人は素直に憧れを抱くことができたのではないだろうかと思います。おそらくそういう事情で私は70年代ぐらいのフレンチポップスを聞くとノスタルジックな気分になるのです。

最近の音楽はあまり聞かなくなってしまいましたけど、たまたま興味本位で見た Aya Nakamura さんのビデオはなかなかロマンティックでよかったので、リンクします。曲調は70 - 80年代ぐらいのメローなソウル系、ストリングスとコーラスのアレンジがゴージャスでいい感じです。ボーカルはフランス版ビヨンセという感じですかね。

日本でも知名度が上がってきているようですが、アフリカ系フランス人歌手で、Aya (本来はアジャと発音するようです)は本名ですが、Nakamuraはひと昔前に流行ったアメリカTV ショー、HERO、の主人公Hiro Nakamuraからとった芸名とのこと。

このビデオのロケ地は、パリのオペラ座の裏にあるデパートで、壮大で美しいステンドグラスの天井と吹き抜けに突き出た展望台が観光名所になっていて、私も行きました。これだけの立派な建物ですけど中身は普通のデパートなので経営は大変だろうなあと余計な心配をしたことを覚えています。

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