百醜千拙草

何とかやっています

Twitter > Twitter 2.0 > Mastodon ?

2022-11-18 | Weblog
なかなかモチベーションがわかずに困っている例のリバイスの作業をしている論文ですけど、Preprintを読んでくれた人がいたようで、メールをもらいました。同じような研究をやっているので共同研究して欲しいという話でした。あいにく私は撤収モードに入っているので期待に沿えず。そもそもゴミ箱に捨てようと思っていたプロジェクトですから、preprintに出したデータを誰かが見てくれて何かの参考になったのならよかったと喜んでいます。

そのBioRxivにはフィードバック機能がついていてメディアに取り上げられたりするとわかるようになっていて、その一つがTwitterによるツイートです。私もTwitterを情報収集のツールとして使ってきました。研究の分野で研究成果のインパクトを示す指標の一つとして論文のツイート回数は、よく使われる指標となりました。これで私の論文にしても世間では何がウケて何がウケないかというのがわかります。ウケるウケないは論文の質よりは、その研究テーマに関心のある人の総数に比例しているらしいということがよくわかります。今年、パッとした結果が出なかったのでやむなく、Q2の専門雑誌に出したものは、他のQ1ジャーナルに出した論文もよりもツイート回数は多かったのですが、それは研究の結果よりもそのアイデアと研究手法により多くの人が興味を持ってくれたせいだろうと想像しています。

Twitterの強力な点は、ほぼ瞬時にしてその研究のインパクトの大きさが可視化でき、しかも相互通行性があるということで、研究者と研究コミュニケーションにとってはもはや欠かせないツールになっていたのですが、この数週間、人々はTwitterを使い続けるか、別のプラットフォームに移行するかという選択を考え始めました。もちろん、Elon Muskのせいです。

そして、ここにきて、彼が二日前に、従業員に送ったブラック企業独裁宣言メール("Hardcore" mail)によって、従業員のみならず世界中の心ある人々がTwitterに見切りをつけようとしているような感じさえあります。

Twitterの情報収集ツールとしての便利さは変え難いものがあります。しかし、上から目線で僭越ですけど、今回のメールでのElonの人間性というかトランプ臭とでもいうのが、あまりにちょっとアレなので、私も今後Twitterが嫌になった場合にどうするか考え始めました。

研究者コミュニティーではMastodonというプラットフォーム選ぶ人が多いという話題がしばらく前にNatureとSicenceのフロントページで取り上げられたようですが、私は知らなかったので、探ってみようと思っています。ま、当面はElonの慌てぶりがTwitterから伝わってくるので、それを見て暇潰ししたいと思っています。

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