全長620mもあるのに、歩行者が普通に通るトンネルです。
高校生が一番多く利用する・・と思われます。
自転車で、あっちからこっち側の高校に通う学生もいれば、こっちからあっちの高校に通う学生もいるからです。
両校とも山の斜面にあり、周りも途中も新興住宅地です。
このトンネルが開通して山科宇治間の抜け道になり、車道はひっきりなしの通行量。
かなり暗いトンネルだけれど、この中で犯罪が起きるということはないと思われます。
トンネルはS字カーブになっており、入ったばかりは出口が見えないので、かなり不気味です。
車の音がうわんうわんと響くのも不気味なら、一瞬途切れて静寂があったりするのも不気味で、壁が丸いのも圧迫感があって不気味。
明るい未来に向かっていく気分になれるトンネルにできなかったのでしょうか?
先の見えない薄暗いトンネルに入るのは覚悟が必要で、歩く内に懐疑的になったり内省的になったり不安になったりするのです。
楽観的な人にとっては涼感スポットかも知れません。