この暑いなか、1km圏内で火事があった。
一昨日の夕方、サイレンの音が断続的に長い時間鳴っていた。
扇風機の風にあたっていたので、暑いなかを外に出る気は起きずにいた。
ウチは居間にクーラーがない。
大きい声では言えないけれど、2階にあるクーラーは正常に動くかどうかもわからなくて今夏もスイッチを入れてない。
昔はどこのウチもそうだったように、玄関や窓を開けっ放しにして風を入れ、蚊取り線香をくゆらせる生活をいまだにしている。
いつまで経っても騒がしいので、日が変わろうとするころ見にいった。
住宅と変わらない規模の工場(こうば)が並んでいる場所で、2~3軒焼けたようだ。
赤いのは消防車と回転灯で、白煙がまだ立ち昇り、消防士が進んでいる先から火の粉が時折ホタルみたいに上がる。
これだけの気温だから、出火原因となるものは数限りなくありそうだ。
近所の野次馬としては、放火でないことを願うばかり。
私は昨日も開けっ放しの家の1階の竹ゴザの上で、上半身裸のまま朝までごろ寝した。
寒くて目がさめるたびに、扇風機を止め、次は玄関を閉め、次はシャツを腹に掛け、最後は窓を閉めた。
標高100mは、連日猛暑が続く京都でも朝は肌寒い。