だいたいにして『成れの果て』という言葉を書いたことがなく、変換して初めて、成る程・・と思った次第。
だいだいは正月のしめ飾りに付いていたものだが、何となく捨てるのが惜しくて剣山に乗せていたらこうなった。
代々繁栄の縁起物だから、なかなか腐ることもなく橙色を保っていたのに、この夏の暑さでついに変色してしまった。
代々針の山に座らされて腐っていくという運命なんかも見えてくる。
見ようによっては完熟して美味しそうにも見える。
カビは月の表面みたいだ。
生ゴミとして出す時期にきているようだけれど、このカビに実害はなさそうだし、柑橘系芳香がするわけでもないけれど、まだこの先どうなっていくか、だいだいの先を見極めたい気もして捨てられない。