この嘴(くちばし)は文鳥(ぶんちょう)とか十姉妹(じゅうしまつ)などのものだ。
粟なんかの穀物をウニャウニャして殻を剥いて食べる嘴だ。
鼻こぶがないから鳩ではない。
背中の翼は翼竜や蝙蝠(こうもり)のもの。
人の腕に相当するものが鳥類や翼竜の翼だということを思うと、背中に付いた翼は天使の翼系のものとなる。
ポケットに手を突っ込んで立つ姿は何を表して、何を言いたいのだろう。
猛禽類の目ではないから可愛らしい。
こんな翼を持ち、つぶらな目で世界を鳥瞰しているということか。
寓意がストレートに入ってこないけれど、何だか気になる。
それで良いといえば良いような、だから成功しているのだともいえそうな違和感。