帰省して1週間の一人暮らしのためにスーパーで買い物していたら電話が掛かってきた。
『ジャガイモの煮っころがしを作ったから食べにおいでよ』と、幼なじみの未亡人。
気のおけないヤツで、お互いに危険も緊張も感じない仲なので、ためらいもなく向かう。
皮を剥かずに小さなジャガイモを甘辛く煮っころがしただけの料理。
聞かなかったけれど、昨年のジャガイモかも知れない。
調理したてだから器が熱くなりテーブルに痕ができないようにとチラシを敷いている。
これは古いジャガイモほど美味しく仕上がるそうで、皮があるからおいしくて飯代わりだ。
その右はナスだけを、これまた甘く煮たもので、いくらでも食べられる。
左はキュウリを塩水に浮かせただけのものだが、岩塩を溶かしたということで、爽やかにおいしい。
左端はソーセージとキュウリを入れたポテトサラダで、品がよい。
そして次の日、今朝の私の飯。
この中で貰い物でない食材は、右端のやたら漬けに入れたミョウガと味噌汁の中の油揚だけ。
やたら漬けは、やたらに美味いということからの命名だそうだけれど、初めて昨日少し作ってみたら、しょっぱ過ぎながらまぁまぁの味だった。
今朝は大量に作ったら、おいしくない。
揉み方が足りなかったのか・・
もう少し塩を染み込ませる時間が必要だったのか・・
切り方が大きすぎたのか・・
ほとんど食べずにラップして冷蔵庫行き。
昨日食べて、タッパーにもらってきた煮っころがしは冷たくてもおいしかった。
これもみやげにもらったトマトは、普通にトマトだね・・というトマト。
味噌汁は数十年ぶりに昨夜作った残り。
少し高い味噌が小さいパックだったので買ったのだがこれが失敗。
味噌は一番安いのが一番口に合う美味しさのようで残念。
具は親戚から送られてきたのをわざわざ持ってきたジャガイモとタマネギと昨日買った油揚。
ご飯は、これまた未亡人からもらった米で、数十年ぶりに炊飯器で炊いた。
炊飯器がかなり新式のヤツでよくわからない。
水の量さえ間違わなければ良いのだろうと、いろんな設定があっても、エイヤッと炊飯ボタンを押したらうまくやれた。
洗濯機と同じで、かしこく全自動風で助かる。
全体量が多すぎたので、トウモロコシ(これももらいものの残り)は昼飯にスライド。
義務的に独りで食べるのはしみじみ味気ない。