円や楕円の鏡を床、壁、天井、外壁に貼り付けた家があった。
周りは茅原。
屋根に葺く茅を調達する茅場だったのだろうと同行者が推測。
建物の全体を把握しないで、この画像のように切り取ると、無数の穴があいた壁の向こうを見ている気になる。
完璧な垂直面に歪みなく鏡を一様に貼り付けたら、そのように撮影されるのだろうと思うけれど、この画像では二重部分のような残像のようなズレが微妙にあって面白い。
こちら側の左右だけ逆転して視える世界が、鏡の向こうだ。
境界ではなく、鏡界と書いてみたくなる。
室内の同様な貼り付け鏡が、板バネを使ってるのか、軽く触れると揺れるのもあった。
窓から風が入ったら一斉に揺れるのだろうと、目の前の10枚程を揺らしてみたら、目が回りそうな酔いそうな具合悪くなりそうな感じになった。
鏡って面白い。