たびたび訪問するマンションなのだけれど、田舎育ち自然派の私にはどうも馴染めない。
硬質で無機質な雰囲気が緊張感を強いるのだ。
自動施錠がされていて、このホールに通りすがりの部外者は入れない。
防犯カメラも設置されていて、ソファでくつろいでいる人は滅多にいない。
一度だけ小学生4人ほどがそれぞれにゲーム機を持ち、画面を見つめて指を激しく動かしているのを見た。
間仕切りも兼ねているデザイン棚には、花瓶や果物入れのような一品物作品(?)がオブジェとしておかれている。
それぞれが動かすことのできないよう、台に固定されていた。
タブレットのようなデジタル置き時計だけは固定されていなかった。
時間を盗む人はいないという訳か。
この違和感を文章でうまく表現できないけれど、何だかなぁと思いつつ防犯カメラも意識しつつ撮った。