鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

尾羽打ち枯らしか野晒しか

2018年09月18日 00時00分55秒 | 言葉の世界




白菜とキャベツの種播きが今年もまた、気ぜわしさと怠慢で遅れてしまい、ようやくこんな状態。
雪国十日町にこの苗を持っていって、間引きをして根が十分にポット一杯に広がってから移植する。
田舎の人たちと比べたら3週間ほどの遅れだから、きっと十分に育たないうちに寒くなり雪が積もる。
失敗は目に見えているけれど、なんとかなるかも知れないと、えんやこら今年も無茶をする。
プランターにひょろひょろ生えているのは、ネットをしたのに何かに食われ、全くものにならなかったブロッコリー。
上のブロッコリーの根元にいたのが、クマゼミの骸(むくろ)。
『尾羽打ち枯らし』は鷹の尾羽がみすぼらしくなることを栄枯盛衰に例えていう言葉で『オハウチカラシ』と読むのだそうだ。
生まれ育った地の影響で、オバと濁るとばかり思っていた。
ボンヤリとは分かっていたつもりだけれど、自分で使おうと思って初めて正確な知識になることって多い。
蝉に尾羽なんてないけれど、空を飛んで生を謳歌した末の骸をみると、尾羽打ち枯らしなどと言いたくなる。
偶然にも蟻に見つかりにくい場所に着地して命尽きた蝉は、野晒しとなって羽から朽ちてゆく。
コメント (2)
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