鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

風の恐ろしさ  その3

2018年09月11日 00時59分59秒 | 勝手に応援

山法師の実が採り頃の食べ頃。

全米オープンテニス決勝で、大坂なおみが異様な試合の中でも自分を失わずにセリーナ・ウィリアムズに勝ち、新旧交代を印象付けた。
などと、まるで現地スタジアムにいたか、そうでなくてもWOWOWで観戦していたかのような書き出しになった。
WOWOWを契約するようなゆとりはないので、試合時間に合わせてインターネットのLIVEスコアを観ていた。
画像も音声もないカウントだけのライブだけれど、それでも臨場感を楽しんだ。
変に間延びした時間帯があるのは長いラリー戦が続いているのだろうと思い、いきなり1ゲームがぴょんと取れてしまったのはサービス・エースが連続して決まったのかなと思っていた。
そうしたら、コーチングの警告やら、ラケットを壊して1ポイントのペナルティやら、審判に『嘘つき』などと暴言を吐いて1ゲームを相手にやるペナルティまで課せられるという荒れた2セット目だったとは・・。
錦織が準決勝で負けてしまった残念さもあり、それならと大坂なおみの優勝を期待していただけに、テレビ各局のスポーツニュースを観ては楽しんだ1日だった。
それにつけても思わずため息が出てしまうのは、セリーナ・ウィリアムズのアマゾネス風ダイナマイト・バディーが放つ圧倒的大迫力。
大坂なおみはそれに比べたら虚弱体質の田舎娘といった風情。
それでも、圧倒的アウェー感の中で勝っちゃった。
勝った瞬間にサンバイザーのつばを下げて微笑んだのが印象的だった。
誰かに向かってというのではない自然に出た微笑み。
同じ微笑みが、14歳でオリンピック金メダルを取っちゃった瞬間の岩崎恭子にもあった。
大坂なおみを応援してスタジアムにいた松岡修造がブーイング時の様子をテレビで話していた。
観客2万人収容の満員スタジアムは、雨降りから天井が閉じられていたので、ものすごい反響音になっていたそうだ。
大坂なおみにとっては暴風にさらされているような状態だっただろう。
ここでようやく『風の恐ろしさ』に関連づけられた。
群衆の風は向きによっては大変な破壊的パワーを持って荒れることがあるのだ。
ヒラリー・クリントンが圧倒的に有利と見られていたのに、トランプを選んでしまう国なのだ。
恐ろしいアウェーの暴風の中で本当に大坂なおみは良くやった。
この後の4大大会すべてに優勝して2020の東京オリンピックで金メダルを、ということまで言って大喜びしていたのが沢松奈生子。
イケメンのコーチだけに任しておかずに、錦織も大坂なおみのヒッティング・パートナーになって協力してやって欲しいと思うばかりか、本当のパートナーになったらどうだ・・などと思ってしまうのは私だけではないだろう。
コメント (2)
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