通りすがりに、何となく目についた蛾の模様が、零戦みたいに見えた。
もうちょっと主翼が長くて、尾翼がもっとくっきりしていたら、きっと誰でも飛行機にみなすはず。
丸くぼんやりした左右1対の模様は目のように見えて、身を守っているのかもしれない。
調べるのは模様を探したら簡単で、ユウマダラエダシャク(夕斑枝尺)に間違いないと確信できた。
夕方の薄ぼんやりした雰囲気の斑模様で、イモムシのときは枝に擬態する尺取虫ということか。
それとも広辞苑には載ってないけれど、『夕斑』という模様か色か雰囲気かを表す言葉があるのだろうか。
飛行機模様は命名時に無視されたようだ。