


畑に生える雑草の中では、イネ科ではない異色の雑草がイヌビユ(犬莧)だ(1,2枚目)。
今まで名を知らなかったけれど、雑草を意識しだして初めて調べ、分かってみればスベリヒユ(滑莧)の仲間か?
そう思ったけれど、イヌビユはイヌビユ科イヌビユ属で、スベリヒユはスベリヒユ科スベリヒユ属とあるから、全く別物。
でもスベリヒユと共通する点は食べられるというところだ。
2枚目画像の大きいのがイヌビユで周りの低いのがスベリヒユ。
葉や穂を天ぷらやお浸しにするとあるけれど、味のことは書いてなかったから一般的ではなさそうだ。
各種野草の天ぷらをしてみようという時に目についたら、これも入れてやろうという程度か。
葉をお浸しにしようと思えば、どれだけの量をむしらなければならないか、よほどのことがなければその気になれない。
食べてみるとしたら、メヒシバの生い茂るなかに混じっているのを大小取り混ぜて茎も穂も一緒に茹でてみるしかない。
ほぼ雑草に近いギボウシ(擬宝珠)が咲き始めたが、欄干の擬宝珠には似ていないのになぜ、この名になったのだろう(3枚目)。
「ぎぼうし」で変換しても擬宝珠は「ぎぼし」でしか出てこない。
欄干の擬宝珠は「ぎぼうしゅ,ぎぼし」と読むが、宝珠は「ほうしゅ,ほうじゅ」だ。
何だかなぁ・・だが、これも食べようと思えば、山菜のウルイの仲間なので、同じように茹でてお浸しにできる。
ウルイも漢字は擬宝珠と書くらしいけれど、正式名をオオバギボウシ(大葉擬宝珠)というのだとのことで、ややこしい。