オクラはアフリカ原産で、okraという英語からきているので、漢字表記は本来ないそうだ。
CASIOの広辞苑には、『日本への果菜としての導入は比較的最近。・・・オクロー。アメリカネリ。ガンボ。陸蓮根(おかれんこん)。』とある。
春にポットの苗を購入して、優劣のない2本だったから、分けて植えたら両方とも枯れてしまった。
多少は根が絡まっていたけれど、慎重に割って水も毎日やったのに元気がなくなり、ネットで見ると、丈夫そうな方を残し、間引く方は引っこ抜かずにハサミで切るとあった。
野菜としてはなかなかの値段なので、それなら作ってみようと思って始めたのを諦めるのは残念で、種を買い、直播きで2個づつ2箇所やってみた。
発芽率100%で、間引くのは迷うくらい同様に伸びたのを1本づつハサミで切った。
まだたくさん残っている種は冷蔵庫に入れておいて来年に又ということにするべきか。
ようやく1輪咲いたので、この後しばらくしたら毎日1個か2個収穫できるのだろうと思われる。
この花はアサガオやタチアオイのようには開ききらず、控え目と言おうか中途半端と言おうか、なんだか心残りの感じが良いような良くないような。
貧しさや子を思う気持を詠じた山上憶良(やまのうえのおくら)を連想したりするが、ここはひとつ、暗い世相とは逆に明るく『オクラはみんな生きている~生きているから・・・』。