

草ぼうぼうになってから一気に草刈りをするよりは、目立つ草をちょこちょこ引き抜いていれば、あまり見苦しくならない。
そういう方針のもと跳ねっ返りを抜きながら徘徊をしていて、目に止まったのが黄色い小さな花をつけたハハコグサ(母子草)。
粉を吹いたような白い茎と葉を見て、すぐに名を想いだし、引き抜こうという気にはなれなかった。
カミキリムシ(髪切虫)の仲間は日本に800種以上もいるそうで、それでもこの姿だからすぐに分かるだろうと検索した。
ブチヒゲハナカミキリ(斑髭花髪切?)のようであるけれど、違うかもしれない。
もっと全体が分かるように撮るべきだったし、捕まえることも簡単だったのに、この画像を撮れたことで満足してしまった。
片目しか撮れていないのに、スマホを向けたこちらを窺いながら身をかたくしているみたいに思われて、そのままにその場を後にした。