

カボチャの苗がウリハムシ(瓜葉虫)の食害で散々な状態になっている。
丸く傷をつけるのをトレンチ行動と言うそうで、trenchは、溝、堀、細長いくぼみ、塹壕、海溝と英和辞典にはある。
塹壕か、なるほど今の世でまだ塹壕が掘られているウクライナ戦争の画像を思い起こせば、妙に納得できる。
葉に切れ込みを入れるという防衛線を作ってから内側を喰うのだ。
以前、フキ(蕗)の葉が何かに喰われて穴だらけになっている状態に対し、裏を見ても芋虫や毛虫はいたことがないと書いた。
そのような幼虫ではなくて、葉を喰う甲虫(コウチュウ)の成虫がトレンチ行動で穴を空けていたに違いない。
よく観ると、始めたところから、◯で終わらずに渦巻きを作ってしまっているのがある。
個性だろうか、なにかが狂っているのか、外的な刺激があって◯を完成できなかったのか。
苗の状態を脱して成長すれば、いくらウリハムシが群れていようが放任できるのだが、今が肝心なので見回りは欠かせない。
カボチャを3種類作っているけれど、ピーナツカボチャには一切ウリハムシがたからない。
クリユタカは、苗によって、喰われるのとそうでないのがある。
バナナカボチャはほぼ総てが襲われている、というような感じだが、害虫に葉を喰われたことが後の実に影響するのかどうか。
葉が喰われるということは、その苗からの実がそもそも美味しいのか、そのような区別を記録して研究すべきかどうか。
そこまではしなくていっか、という気分。
キュウリの葉にもウリハムシはやってくるが、葉茎の成長が早いので気にならない。