鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

サツマイモにネズミの齧り痕

2023年10月10日 09時05分09秒 | 農事


雨がちのここしばらくだったけれど晴れ間ができたので急ぎサツマイモを掘った。
雨が降らなかったからか成長が遅くて、今になってようやく形は良くなったとはいうものの収量は例年の3分の2くらいか。
今年はコガネムシの幼虫が少なくて、奴らの齧り痕は少ないので少雨高温の夏も良いなどと思いつつ掘り進んでいたら、ネズミの齧り痕があった。
毎年ネズミの齧り痕のあるサツマイモが少し見つかるのだが、こいつらは少しずついくつも齧るからタチが悪い。
掘り終わってやれやれと立ち上がったら、体長7センチほどの明るい茶色の毛をしたネズミがちょろちょろと畑から走り出した。
素早く走るのではなくて、追いかけっこならこちらが勝ちそうな動きを目で追っていると、お隣さんが防草シートを貼った法面の端で止まった。
丸型シャベルを手にしていたので、本能的に振り上げて、でも、当たるなどとは考えずに振り下ろした。
そうしたら、シャベルが地面から跳ね上がったと同時に、ネズミも跳び上がった。
てっきり、シャベルを察知して跳び上がったのかと思ったが、落ちてからはぴくりとも動かない。
害獣を退治したのであったけれど、どうも後味が悪い。
数年前にも、別の畑でサツマイモを掘り上げ、少し離れてやれやれと立ちつくしていたら、同じテのネズミが近づいてきたことがあった。
その時は、あろうことか私の長靴の底と地面の隙間に潜り込んだので、きゃっと跳び上がるのではなく、私はその足に思い切り力を込めた。
そして、何度もかかとで踏み潰すことをやり遂げた私は、そうとうに残酷な面を持っているのだろう。
子どもの頃、ネズミは家の敵で、布団も齧られ、食料もやられ、カゴ式ネズミ捕りで捕ったのを川に沈めに行くのが私の役目だった。
ネズミは敵という意識は刷り込まれている。
明るい茶色のネズミは調べてみると、アカネズミ(赤鼠)だと分かったが、鈍い奴らだから次は目こぼししたいと思う。                
コメント
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