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農事の師は87歳なのだが、この頃運転がおぼつかなくなって小さくぶつけたり溝に落としたりしていたところ、ついに自尊心を打ち砕く自損事故を起こしてしまい、ただいまは先日5時間の手術を受けて入院中。
車は大破して廃車となり、ようやく本人の口から『へぇ、運転はしね(もう運転はしない)』と病院に駆けつけた奥さんに言ったとか。
頭にダメージは無く、話すこともできるということで、そうなると気になるのが自分のやるべき農作業などのこと。
山にカボチャの採り残しがあるのと、柿のなり具合も気になるはずなので、私の車で奥さんを乗せて行ってきた。
クマの目撃情報のあった、そのまた奥なので鈴もラジオも持って行く。
わが十日町では今のところ目撃と痕跡の情報だけで済んでいて人身事故はないのだが、柿や栗は早く収穫するようにと達しがでているそうだ。
柿は私も昨年はたくさんもらって、熟柿になるのを待って次々に食べた。
行ってみると、柿の大きさは十分だったけれど、まだ緑っぽいので、一週間後の収穫にしようという話になった。
昨年が生り年だったので、ことしは不作であまり生っておらず、隔年結実という性質のあるのが柿。
生り年の反対はなにかと調べたら、不生り年という言葉がみつかり、表年⇔裏年という表記もあった。
前置きが長くなった。
柿の木の奥に杉の木が植わっているのだが、陽のあまり差さない地面にアマンダレ(一般的にはナラタケ)が大量に生えていたのを奥さんがみつけた。
もう独りでは山に行けない年になりつつあるところへのクマ騒ぎと大事(おおごと)勃発で、こういう機会を諦めていた奥さんは大喜び。
もう1日早かったら良かったのにという出来具合ではあったけれど、二人共十分に採った。
私にすれば、想定外の偶然だったけれど、奥さんにすれば、想定内のしてやったりだったようで、そこはワラビが採れるところ、ここは何々と路々で語り、山が懐かしいようでもあった。
昨日の夕飯はアマンダレの味噌汁と、同級生に聞いてアマンダレと生姜の炒めものをして、残りは茹でたのを水切りして塩を振って保存した。
もうすっかり自給自足系田舎者になった感じ。