風呂や囲炉裏の焚き木にするため薪割りサイズに切った木を、ウチの田舎ではコロと言った。
父は週末だけ帰ってくる単身赴任で兄二人が上京した後の、男手が私ひとりだった頃は、よくコロ割りをやった。
画像の木は桐だから、焚き木になんかならない。
焚くには硬い木が火持ちや火力として理想的。
杉なんかでも燃えやす過ぎて薪としては低級なのに、桐なんぞ話にならない。
などと本題に入る前に桐の悪口を書いてしまった。
ニホンミツバチを誘い込む筒を作るために、四月末、友人二人と切り倒し(私の役は段取りと雑用)たのだ。
作る暇と手がないために庇の下に積まれているのだが、表面から若葉が萌えだして枝ができてしまっている。
椎茸じゃあるまいし、根のないコロから生えるなんて、なんという無謀な生命力。
なんとなく立てていた2本からばかりではなく、横にして積み上げているのからも芽が出ている。
天地を逆さまにして立てておいたら出なかっただろうか。
一部でも地面に着いていれば根を生やしそうだ。
早くこちらの都合を押し通して筒にくり抜き、復活を諦めさせなければならない。
糸満で鳳凰木の枝を切って、洗濯干し場のセメントの上に立てて置いたら、花が咲きました。♪枯れ木に花が咲いたなら、19にするのも安けれど・・・。
(十九の春)
生命力、あやかりましょう!
そうですね!! そうして下駄から芽を出して育った桐で桐箪笥を作れたりした日には、ゲタゲタと笑いが止まりませんよね。
>生命力、あやかりましょう!
ネコヤナギにも『すごい生命力だなぁ』と感心したことを思い出しました。
銀色に塗られた飾りの枝から芽が吹き出してきます。
あやかりましょう。