鳥瞰ニュース

空にいるような軽い気分で・・・

同じ花でも咲き方いろいろ

2020年09月15日 07時23分46秒 | 身の周りの植物








田舎の生家に通うようになってから、毎年必ず種を蒔くのが百日草。
他にも蒔くのだけれど、雑草に負けてしまい、生えてもヒョロヒョロのまばらで花として見栄えがしない。
花は一輪二輪で風情があるのも良いが、咲き競って百花繚乱にしたい。
この百日草は彼岸に墓と仏壇に供える為でもあるから、来年はこれだけを3袋くらい買って蒔いてしまおうか。
去年は種を採っておいて、今年の春に蒔いたのだったか、それすら記憶があいまい。
今年は供えたら種を採るほど花が残らない。
来年こそは、こまめに雑草を抜いて、肥料もやって、雨が少なかったら水もやって花を育てたいと思う。
この辺の人は、『サトイモがゴウギ(豪儀)ですねぇ』とか、『いいサツマイモが採れそぅだの〜』とか『畑をきれいにしてなさるの〜』とかは言うが、花を褒めることはしない・・ようだ。
周りの人すべてから教えてもらい助けられて、農事はまぁまぁの成果を上げることができるようになってきたので、来年からはミツバチの為にも花に力を注ぐ。
コロナ禍もあり、華ある人たちが来てくれないこともあり、群れることもできないなら、花そのものに囲まれていこうじゃないかと想う。

チャイロスズメバチ退治の功により、お隣さんからいただいた焼き肉用350gとシイタケその他で、昨夜は独り焼き肉をした。
頑張っても肉は3分の2食べるが精一杯だった。
やはり焼き肉は独りでやったりするものではないと思う。
一番美味しいと思ったのは、モヤシと自前のピーマンだったりして、なんだか申し訳ない気分にもなった。
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ゴイシシジミ(碁石蜆)の排泄作法

2020年09月14日 06時42分42秒 | 




スズメバチをおびき寄せて捕獲する粘着シート(ネズミ捕り用)に、なぜかゴイシシジミがやってくる。
この画像を撮る前日にも2匹(頭)並んでいるところを観ている。
ネバネバにくっつくことはなく、縁に止まって水滴を吸っている様子。
粘着剤は雨が降っても溶けずに効果を保つのだが、わずかに溶け出す成分があってゴイシシジミを惹きつけるのかも知れない。
スズメバチだけではなくキンバエなど何種類ものハエがくっついていて、もがいたり死んだりしているのに、ゴイシシジミはストローで吸引中のようだ。
構えて、いざ撮ろうとしたら、尻を横に向けて水玉をポロリと排泄した。
曲げずにそのまま排泄したら、尻が濡れると心得ているのだろう。
縁の隅だったから傾斜があって、尻の先は水洗トイレ。
『侮れないな』と、しみじみ感心した次第。
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スズメバチ退治を依頼される

2020年09月13日 00時02分08秒 | 養蜂








真っ黒い蜂が、エアコン室外機付近を出入りするので見てくれないかと、お隣さんから電話があった。
エアコン修理に業者を呼んだら、蜂がたむろするから怖くて修理ができないと言われてしまったのだとか。
言われて初めて、蜂が巣を作っているのがわかったとの事。
黒い蜂と聞いてクロスズメバチではないかと思った。
以前、ウチの庭を草刈りしていて、切り株近くの地下に出入りするクロスズメバチを見つけ、キンチョールを穴に吹きつけて退治したことがある。
長野県ではクロスズメバチの蜂の子を食用にするということで、それを取材したテレビ番組を観たこともある。
地下に巣作りするはずが、もしかしたら古い家屋の土壁に巣を作ることもあるのではないかと考えた。
見にいってみて、廂のトタンの隙間から出入りする蜂を補虫網で1匹捕まえた。
スマホで撮りネットで調べてみると、クロスズメバチではなくてチャイロスズメバチだった。
こいつの女王蜂は、キイロスズメバチの女王蜂を殺して巣を乗っ取り、キイロスズメバチの働き蜂に自分の子を育てさせ、徐々に完全乗っ取りをするそうだ。
あまり見られない珍しいスズメバチながら獰猛で危険なやつらしい。
蜂用の瞬殺スプレーを買ってくるので、できるならば退治してくれないかということで、二つ返事の承知をした。
私は昨年、オオスズメバチの巣をバルサンで退治した経験があり、瞬殺スプレーがあるなら、蜜蜂用の防護服も革手袋もあることだし問題なくやれるだろうとふんだ。
夕方になって、先ずは出入り口に瞬殺スプレーを5秒間3回ほど浴びせる。
作業の途中で帰ってきた働き蜂を網で3匹捕まえた。
ハシゴに登っているので、獲ったらすぐに瞬殺スプレーで殺す。
瀕死でも一矢報いてやろうと針を出して絶命するあたりが、小さくてもさすがにスズメバチ。
廂の根元から壁に入って巣を作っているのではないかと、お隣さんは下から見上げつつ心配するのだけれど、私は10センチほどの高さの廂内に限ると予想。
どうしても巣を見つけないと安心できないらしくて、お隣さんは物干し竿で廂の天井を突き破った。
そうしてくれるなら話は早い、というわけで、その穴から再度、瞬殺スプレーを吹き入れ、バールで出入り口近くを探ったら、確かな手応え。
女王かどうかは分からなかったけれど、チャイロスズメバチの死骸1匹と蜂の子多数と蓋をしてある蛹も多数取り出せた。
じつはお隣さんは昨年、キイロスズメバチが壁板の節穴から出入りしているのを見つけ、駆除専門業者を呼んで処理させた。
業者の駆除方法を見て話も聞いたことで、大体の要領をつかんだお隣さんは、蜂の好きな私ならやれるかも知れないと声を掛けてくれた次第。
期待通り期待以上の成果をあげてしまった私は、こんなことは出来て当たり前という態度を取ったのだけれど、調子に乗ったら後が怖いと自戒すべし。
お隣の奥さんは金沢に旅行に行ってきたと、仕事前に手付のように富山名物鱒の寿司をくれた。
二年ぶりくらいだったけれど、『源』のこれはいつ食べても変わらぬ味でお見事。
夜が明けたら、8時前くらいから廂の下で、外泊して帰ってくる働き蜂を待ち構える。
3匹は捕まえたが、獲り損ねて逃げられたのが1匹いるので心残りなのだ。

先ほど見に行ったが、もう出入りはなかった。
ミッションコンプリート。
奥さんが大事にとっていた巣を分解して蛹も羽化寸前のヤツも引きずりだした。
総計100匹ほどの成果。


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採蜜するために滑車を使う

2020年09月12日 08時08分08秒 | 養蜂










昨年、待ち箱に入ったニホンミツバチが強群に育って、今年初めての採蜜を決行。
重箱式は4段にしておくと、蜜がかなり溜まっていても、なんとか独りで持ち上げられる。
上段が貯蜜場所なので、一番下に箱を継ぎ足してから、最上段をテグスで切り離す。
ところが、ふとした気の迷いから、ここは5段にしてしまっていて、しかも元気な強群に育ち、5段全体が巣になっていて持ち上げられない。
加齢による筋力の衰えばかりではなく、甲状腺切除術による後遺症で右手に力があまり入らない。
それならば滑車を二つ使って重さを半減させるしか方法はないと結論づけて、こういうこともあろうかと買っておいた滑車を探す。
フックやロープやその他もあり合わせを利用して、なんとかセットして持ち上げることができた。
最上段の貯蜜ハニカムは、ことごとく蓋をしてあって熟成済みだった。
79.3度あれば上々なので、風を当てたり、乾燥剤を入れた漬物樽に閉じ込める必要もない。
最上段がこれだったら、もしかして4段目も、熟成貯蜜ではないかと思う。
強群だからこそ、冬越しのために十分な蜜は必要な訳で、それを掠め取るのは養蜂業としては自滅行為になる。
断面の濃い色を見てしまったし、滑車もつけたので、悩ましい限りだ。
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スズメバチを囮(おとり)に

2020年09月11日 07時17分47秒 | 養蜂




囮という字は囗(くにがまえ)の中に化だから見た目に、イヒと言いたくなったりして面白い。
くにがまえの変換で囗が出てきたので、口(くち)やカタカナのロ(ろ)と同じなのかどうか並べて見ると囗口ロになる。
いきなり余計なうんちくから始めてしまった。
セイヨウミツバチではないかと疑ったが、ニホンミツバチだということになり、最終的にセイヨウミツバチに決まった群に元気がない。
他の3群いるニホンミツバチは巣箱からの出入りが頻繁なのに、こっちは逃去したかと思うほどにまばら。
観察窓から観ると生息はしているので、分封(蜂)で群れが小さくなったかもしれないが、原因はスズメバチに襲われているからのようだ。
前々からキイロスズメバチやコガタスズメバチが襲うのは、西洋の方がほとんどだった。
日本の方はオオスズメバチに襲われると、集団で反撃して熱殺する技を持っている。
西洋の方は気が荒いので果敢に立ち向かっていくのだが、集団戦法をやらないので一匹一匹が討ち死にするらしい。
それよりも体の大きさが、西洋の方はかなり大きいので、歩留まりの良い西洋ばかりが襲われる。
11日ぶりに田舎に戻って半日も立たずに、スズメバチ1匹がセイヨウミツバチを襲ってきたので補虫網で捕まえた。
半殺しにした後、いつものようにネズミ取り用粘着シートに囮として貼り付け、飼育箱とは少し離れた場所に置いた。
半日後で、もう効果てきめん、スズメバチが別に2匹引っかかっていた。
その後また、セイヨウミツバチの巣門にやってきたスズメバチを補虫網で1匹捕まえて、これも囮にした。
なぜかセイヨウミツバチ2匹がネバネバにくっついてしまっていたのは残念なことだが、やはり勇猛な性質でスズメバチに挑んだのか。
そのあとで雨が降ったのだけれど、夕方見たら、自分からやってきたのが7匹加わっていて囮作戦は大変な成果。
囮は小さめなスズメバチだったので、コガタスズメバチかヒメスズメバチなのだけれど、9匹の中にはオオスズメバチもいた。
雨が降っても粘着性が落ちることはないので最終的に何匹捕まえることになるだろう、いささか陰湿な愉しみ。
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日没、二人のこれからは

2020年09月10日 08時15分15秒 | 旅行


宇治を15時くらいに出発したら、いつも越前海岸沿いの8号線道の駅『河野』で日没が見られるように走る。
今回も下道(したみち)を走って、ドンピシャ間に合った。
たいてい海を眺めるベストポジションには若いペアがいる。
こちらはひやかし気分で、若い二人を撮るのがいつもの事。
女が夕日をスマホで撮り、男は自分のスマホ画面に夢中だ。
こいつらはどうなっているのだ、どうなるのだ、これから。
余計なお節介をする暇があったら、自分の体力を心配せよ。
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産卵床を手作り

2020年09月09日 01時17分01秒 | カメ、メダカ、水槽ペット








大きい水槽を洗い1ヶ月あまり前に孵化したメダカの仔魚を入れたのだが、なんだか物足りない。
すぐ緑に濁るので、せめて少しでも浄化をと、古いエアポンプとチューブを取り出して、ブクブクのフィルターは新調した。
仔魚は親メダカに食われることのない大きさになったので、親も入れた。
小さい水槽の青汁状態の中にいる分には分かりにくかったけれど、移してみるとメスはみな腹ボテで、ここ数日は卵塊をぶら下げているのも見られる。
そうなると、みすみす卵が共食いされるのも残念で、また卵を保護して孵化させたいと思ってしまう。
卵を産み付けるホテイアオイは、放ったらかし水槽ではなかなか育たなくて、うちの産卵床としての役目は水草と藻。
ネットに載っていた手作り産卵床を、百均で買い揃えた材料を使いほぼそっくりコピーできた。
メダカは早朝に交尾するので、昼あたりに見ると、たいてい2~3個卵が付いている。
親がいた古い水槽にまた稚魚が増えることになり、水槽がからになることはなさそうだ。
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犬の介護

2020年09月08日 00時02分44秒 | 随筆或いはエッセイ


インスリン注射を日に2回打ってもらっているトイプードルが近所にいる。
糖尿病になり自分で毎日インスリンを打っているという人が得意先にいるけれど、犬も同じなのかと、聞いた時に驚いた。
ついこの前までぬいぐるみみたいだったのに、ここ数年で老け込み、毛も抜けて、ガニ股になり、歩くのがやっとなのだ。
目は全く見えなくなっているそうで、以前は私を見ると吠えていたのに、顔を向けることもなくなり、俯き加減によろよろとやっと歩いている。
リードを付けているのは飼い主の都合だったはずだけれど、目が見えていない今となっては信頼の絆そのもので、リード無しには歩くことすらできないのではないか。
家の中では、ちゃんと室内空間を分かっていて、物には触れる程度でぶつかることもなく動くのだそうだ。
インスリンを打つから水を多く欲しがり、必然的にオシッコの回数が多くて、犬用のオムツをしていても漏れるくらいなんだとか。
「高うつきますわ」と言うので、ついつい「保険は効かないんですか」などとバカなことを聞いてしまったら、「う〜んそんなもん」と首を振った。
数ヶ月前にインスリンのことは聞かされていたので、私は勝手にこの夏は越せないだろうと予想していた。
それで、つい「暑い夏を越せましたねぇ」と言ったら、主人は少し嬉しそうに笑顔を作った。
他の家族が散歩に連れ歩いているのを見たことはなく、家の前で体に石鹸をつけて洗ってやるのも世話一式も、家の主人でもあるこの人がやっているようだ。
人を看る介護犬もいるのに、この犬は飼い主の精一杯の介護を受けながら余生を過ごしている。
この犬を亡くした後のご主人が心配になる、余計なことだけれど。
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ラフランス&ネクタリン

2020年09月07日 00時45分00秒 | グルメ


両方とも、決して自分で買うことも買おうとも思うことのない果物。
私への病気見舞いではなく、作ったカボチャとジャガイモを親戚に持っていったら、代わりにくれたのがこれ。
何年かに一度という数え方より、今まで何回食べたことがあると数えた方がはやいくらいかも知れない。
でも、いざ食べてみると、美味しくはあるけれど、今までのどの機会のものより味が落ちる気がした。
異常気象のせいだろうか、熟すまで飾っておくべきだったのだろうか、値段だろうか。
ありがたそうな包装はちゃんとしてあるし、頂き物にケチをつけてはいけないけれど、このブログの存在を知らない人なので、まぁいっか。
知られても別にどうということもなく、何かのついでに味を聞かれたら、正直に言ってしまう関係だから。
絵心があれば、『静物』として水彩画を描いたり、絵手紙で礼状を描いたりするのもいいだろうな、などと想わないわけではない。
じつは私は味覚が正常ではない。
新型コロナウィルスに感染して発症すると、においがしなくなったり味覚が変になったりするらしいけれど、私の場合は放射性ヨード治療の副作用。
舌先をヤケドしたような感じがずっと続いていて、美味しかったものが美味しくなく、塩味があまり感じられなくて、ほとんどが薄味に感じる。
病院で出される食事でさえ美味しくて完食していた私が、過日の4泊5日の病院食には閉口した。
いずれ治るそうだけれど、一時より納豆の味は戻ってきて、美味しく感じられるのが嬉しい。
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ナイスベンチ

2020年09月06日 01時19分19秒 | 散歩は夢中


これを見つけて、なんだか妙に嬉しくなり感心してしまった。
蚊取り線香ではなくて、オブジェといっても良いような雰囲気の実用に徹したベンチ。
輪の隙間より小さい直径の木を守る柵として設置され、ベンチの用途と同等に大事。
このベンチに腰掛ける人が背を預けるまでに、木が大樹へと育って欲しいという想いが込められているようだ。
いくつも設置されている量産品かと思ったが、1箇所しか目につかなかった。
パリの何とか通りのことではなく、京都は伏見区醍醐の団地の広場。
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カナカナゼミの骸(むくろ)

2020年09月05日 00時12分21秒 | 


オムニコートの端に蝉の骸があった。
人工芝に砂がまぶされているテニスコートをオムニコートと言いならわしているのだけれど、オムニとは何ぞや。
検索してみたら、住友ゴム工業がこれを作るに当たってオーストラリアのオムニ社の云々とあるから、単なる商標のようだ。
とにかくテニスコートに頭のない蝉の骸があって、砂が周りを囲っていた。
大きい獲物を見つけると、周りから砂を集めて覆い隠してしまう、小さな赤い蟻がいる。
たぶんそのようにしている途中で、うまくいかないまま放置放棄したか、ある程度は食いちぎって持ち去ったか、そんなことだろう。
透明な翅の蝉は何種類かいるけれど、クマゼミではないし、青みのあるミンミンゼミでもない。
大きさと時節柄を考え合わせるとカナカナゼミだ。
後頭部の模様がこんな迷彩風であったかと今更ながら知った次第。
ヒグラシという名は、その日暮らしを思い浮かべるし、鳴き方からのカナカナは鳴き終わりの余韻が儚い。
いつだって、「いいのかな?」「これでいいのかな?」「こんなことでいいのかな?」という自省と懐疑を思ってしまう。
そうして砂入り人工芝テニスコートに、頭なし胴千切れ状態の最期。
日暮らし良いのかな、悪くはないのかなと、自問する自分と重ね、蹴散らすことはせず撮るにとどめた。
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椿の実をかじってみる

2020年09月04日 07時54分30秒 | 散歩は夢中




二股に分かれている道の三角遊休地が、壇になっていて椿が数本植わっていた。
一見すると美味しそうに見えなくもない色合いになっている。
通学路なのだが、もいだ形跡はなくて、生るままのようだ。
昔を思い出して一個持ち帰り、かじってみた。
果肉は少し渋い。
種子は昔の記憶では寒天ゼリー状でほんのり甘かった筈だけれど、真っ白でこれも微妙に渋くて不味い。
落花してから葉っぱに紛れている状態の、緑の未熟果の時だったのか。
誰から教えられたのか記憶になく、子どもの誰もががそんなことをしていたのかもわからない。
咎められたこともなく、それで腹具合が悪くなったという覚えもない怪しい記憶。
来年の梅雨時にでも、またそんな気になったら確かめてみたい。
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セミのマスク

2020年09月03日 01時25分11秒 | 




クマゼミと思われるセミが地面にいた。
死んでいる場合はたいていひっくり返っているので、転がっているという言い方になるけれど、これは生死が不明だった。
つかむ前に死んでいることは分かったので、雌雄を確かめようとひっくり返した。
そうしたら、マスクが外れたようにポロっと顔がもげた。
こういう分かれ方は初めて見た。
マスクの外れた胴体はがらんどう。
ペラペラと調子の良い大言壮語を吐いてきた嘘つきのことを思った。
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ハラナガツチバチとの出会い

2020年09月02日 14時40分14秒 | 




子どもの頃は、目を引く昆虫を捕まえることに夢中で、だいたいはチョウやトンボを追いかけていた。
その頃から半世紀以上も過ぎ、あの頃と同じように自由な時間を持てるようになったら、捕まえることより観察すること撮ることに興味が湧く。
あまり目立たなかったり、小さすぎたり、素早い動きをするものは対象外となる。
アブレーション(残存甲状腺組織の破壊)術後の診察を受けるため田舎から戻ってきた。
500kmを走ってきた車のフロントガラス内側下部に、躰をくの字に折り曲げて死んでいるハチを見つけた。
田舎では車内が焼けるのを防ぐために窓は半開きにしておくことが多かったので、田舎から連れ帰った格好。
腹の縞模様がお洒落だし、アシナガバチ、スズメバチ、ハナバチ、ミツバチ系ではないので、ジガバチかドロバチだろうと見当はすぐについた。
調べてみると、ハラナガツチバチだろうと思われるのだけれど、その小型の種類のヒメハラナガツチバチかもしれない。
死んだ個体を手に入れて初めて知る種類だったが、調べた次の日の昨日、オイル交換とエレメント交換をしてもらっている待ち時間に、同じ模様のハチを見た。
近くのホームセンター園芸コーナーを見ているときに、鶏頭の花に飛んできたハチが、昨日調べたのとそっくりだった。
大きさは死んだ個体よりもかなり大きかったからオオハラナガツチバチであろうと確信した。
動きが速くて、なかなか上手く撮れなかったけれど、一昨日の昨日だから興味を引いた。
ドロバチは泥で巣を作り麻酔をかけた青虫を閉じ込め卵を産むのに対し、この手のツチバチは土中のコガネムシの幼虫に卵を産み付けるのだとか。
ハチの生態は種類によって様々で興味が尽きない。
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水槽の中

2020年09月01日 01時00分00秒 | カメ、メダカ、水槽ペット


ほぼ1ヶ月前に孵化したメダカの稚魚が20匹余りいる。
水草は、10年以上も前にどこかの川か池ですくってきたもので、ときどき間引かないと水槽いっぱいになる。
根が水底を目指して何本も垂れているのが、普通の水槽では見られない景色だ。
ちゃんとした愛好者はエアーポンプも浄化フィルターなんかも仕掛け、水草も水中箱庭といった具合に配置する。
私はなんとなく沼のような風情が自然にできていくのを見守るだけ。
毎日ちゃんと世話をするなら、どれだけ爆発的に増えるか分からないだろうけれど、そういうことはしたくない。
ウチでも生きていけるタフな生き物だけが生き延びる。
などと思いながらも、エアポンプでブクブクやってあげたいなぁとか、ミナミヌマエビや石巻貝を入れてやりたいなぁと思う。
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