透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

681 佐久市中込の火の見櫓

2016-10-17 | A 火の見櫓っておもしろい


681 佐久市中込 撮影日161010

前面道路側には消防団の屯所があり、火の見櫓の全形は裏側に行かないと見ることができなかった。

見張り台に比して屋根が小さいというのは、東信地方の火の見櫓の特徴かもしれない。きちんと統計的なデータをもとに判断すればはっきりすると思うが、ここではなんとなくの印象。




櫓の上部に「火の用心」のパネルが取り付けてある。すぐ隣に防災無線柱が建てられ、スピーカーが取り付けられている。火の見櫓にも設置されているから、物々しい。



屋根のてっぺんの飾りは直線的で、見慣れている曲線のものとは印象が違う。フックのような蕨手。よく見ると、見張り台から上にでている柱にも手すり(?)をつけ、ブレース(?)も設置している。設置理由が分からないから、手すりなのか、ブレースなのか判然としない。

反対側から撮った上の写真ではこの部材はわからない。やはり現地で注意深く観察するという基本を忘れてはいけない。



脚部。コンクリート基礎を立ち上げている。やはりアーチ部材を用いた構成がいいなあ。消防信号板の設置位置が気になる。この位置だと、半鐘を叩くときに参照出来ない。

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今回(10月10日)の櫓と蓋巡りはここから引き返した。途中長和町、上田市武石、上田市丸子で火の見櫓を背景にマンホール蓋の写真を撮った。それらを次稿か載せる。


678 佐久市伴野の火の見櫓

2016-10-16 | A 火の見櫓っておもしろい


678 佐久市伴野

■ 平面形が4角形の櫓に8角形の屋根、円い見張り台という組み合わせ。ブレースはすべて輪っか付の丸鋼。




床の開口が大きい。半鐘の手前に写っているものは何だろう。







第1横架材の位置に水平ブレースを設置している。そう、4角形の場合には水平面内変形するから、水平ブレースを設置してあるのが当然ではないかと思うが、無い。4隅に火打ちを設置してあるものはあるが。この火の見櫓はレアケースだろう。小さな踊り場が写っているが、そこまでの外付け梯子は外している。だからアーチを見ると、あれ?どうして? となる。