透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

675 立科町茂田井の火の見櫓

2016-10-16 | A 火の見櫓っておもしろい


675 立科町茂田井 撮影日161010

 江戸時代にはひとつの村としてまとまっていた茂田井は現在行政上、立科町茂田井と佐久市茂田井とに分かれている。どのような経緯を経て現在に至っているのか、調べていないので知らない。

立科町茂田井でこの火の見櫓に出合った。立ち姿の凛々しさに感動して、このアングルで何枚も写真を撮った。火の見櫓は周りの状況によって印象が変わる。左側には木造の旧校舎、右側には大きな蔵。その間にこの背の高い火の見櫓が立っている。これはもう素晴らしいとしか言いようがない。

見張り台まで18メートル近くあるから、総高は20メートルを超える。左右非対称な踊り場、これが火の見櫓の姿に変化を与え、実に好い。こんな火の見櫓に出合うことがあるから、火の見櫓巡りは止められない。

火の見櫓 みんな違って みんないい











 


674 火の見櫓のある風景

2016-10-16 | A 火の見櫓っておもしろい


674 火の見櫓のある風景 立科町茂田井

 立科町役場から中山道を行く。古い街道沿いには火の見櫓が立っている可能性が高い。茂田井は芦田宿と望月宿との間にある間宿(あいのしゅく)。間の宿は文字通り宿場と宿場の間にある休憩用の宿場。

立科町茂田井で背の低い火の見櫓に出合った。梯子段の数と間隔とから、踊り場のような形の見張り台の高さは3.6mくらいだと分かる。梯子は櫓の中に納めている。半鐘を叩く木槌がつるしてある。街灯を設置してある火の見櫓も多いが、この火の見櫓には赤色灯を設置している。


 


「垂直蓋」

2016-10-14 | B 地面の蓋っておもしろい



◎ 地面の蓋のデザインに関心を持ち、あちこち蓋巡りをするようになったら、スタバのマーク(看板)まで蓋に見えてしまう。

マンホール蓋のサイズはJIS規格で内径が600mmと決まっている。外径は650mmくらい。スタバに下げてある「垂直蓋」は直径がおよそ620mmで、ほぼ同じ寸法。

スタバのシンボルマークについては何も知らないのでネットで調べてみた。この女性はギリシャ神話に登場する「セイレーン」という女神で、人魚だそうだ。セイレーンは二つの尾を持っているそうだが、なるほど、このマークにも魚の尻尾と同じ形が顔の両側に描かれている。

このシンボルマークは外形が円であることを意識したデザインであることが分かる。円の内側にもう一つ円をデザインしている。

マンホール蓋でも、このマークのように円形であることを意識したデザインが私は好きだ。別にデザインの優劣を言いたいのではない、あくまでも好みの問題として。


火の見櫓と地面の蓋以外のカテゴリーの記事にはならなかった。


上田市の防火水槽の蓋

2016-10-13 | B 地面の蓋っておもしろい

◎ 10月10日の櫓と蓋巡り、前半最後はこの櫓と防火水槽の蓋。また火の見櫓?また蓋? 次稿は別のカテゴリーの予定。



上田市富士山下組の火の見櫓(705)を背景に防火水槽の蓋を撮った。


 

上に「防火用水槽」と記してあり、その下に上田市の旧市章がある。旧市章はサクラの中に縦に「上田」と入れたデザイン。


下は火の見櫓(701)の近くで撮った防火水槽の蓋。こちらには新しい市章が入っているから平成18年以降に設置されたもの。

  

上田市の新しい市章を定めた告示(平成18年3月6日 告示第1号)には**背景の四つ葉のクローバー(緑色)は、旧4市町村の調和した統合を、桜の花(桃色)は元気で前向きに歩む上田市民の姿を、中央の花心(紺色)はアレンジされた真田六文銭をイメージし、全体で上田市の自然と活気あふれる未来への発展を表現している。**とある。やはり上田といえば昔も今も六文銭、六文銭は外せないようだ。


 


673 上田市富士山の火の見櫓

2016-10-13 | A 火の見櫓っておもしろい


673 上田市富士山下組 下組公民館の敷地に立つ火の見櫓 撮影日161010 

 上田市に富士山などという地域があることを今まで知らなかった。

細身の四角い櫓に四角い屋根と円い見張り台。小さめの屋根。ブレースはすべてリング式ターンバックル付きの丸鋼ブレースだが、これは東信(上田、佐久地方)では少ないかもしれない。踊り場は特徴的なカンガルーポケット。脚、これは内股。




避雷針の先が折れているのでは。見張り台の手すりの飾りは優しいデザイン。





3枚の部分写真がうまくつながった。




下から見上げると3ヶ所の床面の構成がおもしろい。

火の見櫓っておもしろい。



 


上田市のマンホール蓋

2016-10-12 | B 地面の蓋っておもしろい


上田市吉田 上吉田生活改善センター敷地に立つ火の見梯子(702)を背景にマンホール蓋を撮る。



◎ 上田市は2006年(平成18年)に丸子町、真田町、武石村と合併して人口16万の中核都市になった。上田といえば真田、真田と言えば六文銭。上田市のマンホール蓋には合併前の上田市の花・ツツジと六文銭が描かれている。

バックが火の見梯子だから、再訪して火の見櫓をバックにマンホール蓋を撮りたい。


 


669 上田市小泉の火の見櫓

2016-10-12 | A 火の見櫓っておもしろい


669 街中に立つ火の見櫓 

四角い櫓、柱は直線状、ブレースは上部が平鋼、下部がリング式ターンバックル付きの丸鋼。四角い屋根に円い見張り台。避雷針の飾りと蕨手が細い丸鋼。東信地方でよく目にするタイプ。

メンテナンスされていて錆が出ていない。



蕨手は下り棟の下地材を伸ばしてつくっているものもあるが、この火の見櫓では別部材。見張り台に突いている方杖が外側に湾曲している。

注目は4本の柱の内側を開口にしている見張り台の床、床下地材(根太)をきれいに放射状に配置している。床下地材は四方にそれぞれ並行配置しているものが多いのではないか。

消火ホースを掛けるフックにも丸鋼の支えを付けている。 




各脚部はコンクリート基礎を立ち上げてきちんとつくってある。土間もきれい。

優等生タイプ火の見櫓。