和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

典型的な朝日の作文力。

2018-01-28 | 朝日新聞
昨日、クロネコDM便でHanada3月号届く。

さてっと、
この頃、冬眠よろしく、
はやく布団に入ります。
私は、湯たんぽ派。
寝床の足元の湯たんぽに触れると、
あらためて、足の冷たさに気づきます。
布団に入ると、すぐに寝るので、
新刊は禁物、新書などの軽い本で、
以前読んで線を引いてあるものを
もって寝床へ。
その線引きの箇所をパラパラと
めくっているうちに、
すぐに眠ります。

早く寝れば、朝4~5時頃に目が覚める。
その頃、家には、もう新聞が届いてる。

昨夜の寝床の本は
板坂元著「考える技術・書く技術」(講談社現代新書)。
こんな箇所がありました。

「まず、私は朝ほとんど新聞を読まない。マックス・ウェーバーは、
朝のうちに絶対に新聞を読まなかったそうだが、
・・・新聞に関するかぎりは、その真似をしている。
よもやまのできごとに人一倍好奇心を持っているつもりだが、
早朝に新聞を手にすることは絶対にしないことにしている。
夜の睡眠から解放されたときが疲労がいちばん回復している
状態だから、読む時間があったら本をとり上げる。
それ用の本を前の晩から用意しておいて読書すれば、
一月に何冊かは読めるようである。
前の日になにか事件があって、
どんなに新聞を早くあけてみたいときでも、
その前にかならず本を五分なり十分読む習慣をつけると、
そのうち新聞を読むのがバカらしくなってくるものである。」
(p52)

何となくわかっていたような気がするのですが、
ついつい、早朝に起きると、ポストから新聞をもってきて、
ついつい、新聞をひらいてしまっておりました。
これこれ、もったいないことをしておりました。
早朝の読書のはじまりに新聞というのは禁物。
そのように私は、呪文をかけることにします。


ここから、あらためて、昨日届いた雑誌の話。

「2017年12月25日、私(小川榮太郎)と
飛鳥新社は拙著『徹底検証「森友・加計事件」
朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪』が
名誉毀損に当たるとして、朝日新聞から
五千万円の民事訴訟を提訴された。」(p30)

Hanada3月号。
小川榮太郎氏の文を、あらためてひらく。

「ここで本音を言わせてもらおう。
実は私には、今回の朝日訴訟の件で
書くことなど、本当はもうないのである。」

「不戦敗に逃げた相手のことを
何度も書くのは、正直、面倒くさいのである。」
(p32)

ちなみに、月刊Hanadaの発行所は、小川氏と共に
「朝日新聞から五千万円の民事訴訟を提訴された」
当の、飛鳥新社。発売日には、
産経新聞に、雑誌hanadaの全面広告が出ました。

もどって、小川榮太郎氏は
こう指摘します。

「これは、法廷で朝日の設定した論点を
争うべき主題ではなく、日本社会の『天下の公論』
という広い裁きの庭において、国民環視のなかで
黒白をつけるべき朝日による社会事件なのである。」
(p36)

「朝日の作文」という箇所があります。

「細部の『事実』を都合よく組み合わせながら、
明らかに『嘘』と言える全体像を作り出す
典型的な朝日の作文である。
罪の意識なしにこんなことのできる神経が、
私にはどうしても理解できない。」(p33)

「ところで、朝日新聞は、
①最初の申入書で『賠償請求』の恫喝をした挙句、
②それへの私の回答に再反論せず、
③私からの公開討論や紙上検証の提案を黙殺し、
④私の回答を紙面から隠し、
⑤私が根拠のない中傷本を書いたと紙面で決めつけ、
⑥極めて薄弱な適示事実をもとに、
飛鳥新社と私相手に五千万円の訴訟を起こした。
書きながらめまいがする。」(p35)

「訴状の詳細を挙げてゆくのは煩わしいが、
バカバカしさを知っていただくために、
あえていくつかを検討する。」(p37)

はい。「バカバカしさ」を、順序だって読みたい方は、
今なら、Hanada3月号を書店で手にすることができる。

有本香さんも同誌に
「典型的なスラップ訴訟だ」と題して書いておられます。
そちらからも、この箇所を引用。

「もう一つ、最も大事な指摘をしよう。
・・・朝日新聞が、実は企業の『広報』の役割について
重大な勘違いをしているのではないか、という疑問を
私は禁じ得ないのだ。
小川さんへの『名誉毀損』の申し入れ、訴状の送付、
百田さんのツイートへの敵対的返信が
『広報』担当から為されていることは、
一般企業の常識からすると違和感がある。
とくに訴訟対応などは普通、総務・法務が担当することが多い。
つまり、多くの企業で『ケンカ』は広報の仕事ではない。」
(p75)

有田さんも、別の視点から「朝日の作文力」を
丁寧に読みこんで腑分けしておられ、
最近はちっとも朝日新聞を購読しない私にとって実に有難い。


それから、ぜひ読んでいただきたいのは、
巻頭随筆の一人・門田隆将の文(p24~25)。
ここは、本屋で立ち読みしても
読んで味わってほしい2頁です。

以上、雑誌Hanadaを買っていただく、
そのための前口上。

え~。寄ってらっしゃい。見てらっしゃい。
買ってらっしゃい。Hanadaの3月号。

産経新聞では、発売日に全面広告を出したばかり。
朝日新聞は、果たしてこの広告を載せたかどうか。
なんせ。五千万円がかかっている大一番。
小川榮太郎氏に「広い裁きの庭において」とあります。
四角四面の雑誌Hanadaの紙面。この雑誌の土俵が、
なんと、「広き裁きの庭」であると、読んだ方だけが
理解する。

え~。寄ってらっしゃい。見てらっしゃい。
買ってらっしゃい。hanadaの3月号。


なお、健康にはくれぐれも留意されて、
朝日関連の雑誌記事を、朝に読むのは、
なるべく、避けることをお勧めします。


コメント
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