和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

町の本屋さんへ。

2018-01-11 | 地域
今年初めて
町の本屋さんへと寄る。

「司馬遼太郎と宗教」(週刊朝日MOOK)がある。
へ~。こんなのがあるのだ、と買う。

編集後記をみると、
こんな箇所がある。

「・・・・司馬さん没後21年、
作ったムック本通算で25冊。
ようやく念願の『宗教』に
たどり着きました。
     (村井重俊)  」

はい、買いました(笑)。

Voice2月号が出ている。
宮家邦彦氏の巻頭言をひらく。
「謹賀新年」とはじまっております。

「『戦略的な視点の持ち方』については名著が二冊ある。」
として
岡崎久彦著「戦略的思考とは何か」(中公新書)
「エドワード・ルトワックの戦略論」(毎日新聞社)

この二冊をあげておられます。
そういえば、読まないけれど、
岡崎久彦氏の新書を持っています。
本棚にありました。
「あとがき」をひらくと
こんな箇所。

「私の知るかぎりで、先進国の大学で、
戦略や軍事と題した講義を聞けない国は
日本だけということである。・・・・・
ということで、
戦前、戦後、世代の相違も問わず、
日本では、政治家も、学者も、評論家も、役人も、
誰ひとりまともに戦略論を習ったことがないという
変則的なインテリ社会が出現した。」

「昔から『生兵法はけがの基』とも言う。
とくに日本の場合は、戦略論が未発達なために、
理論と実際とが、種々の研究者により何度も、
照合され、検証され、議論されているわけではない
のでその危険が高い。・・・」

はい。あとがきだけでも、
「変則的なインテリ社会が出現」
「マルクス的平和論」
「生兵法はけがの基」
と言葉が並びます。

ちなみに、この新書は1983年8月初版。

もどって、
雑誌の巻頭言の最後を引用。

「ワシントンでは、誰に聞いても2018年が予測の
難しい年になると異口同音に答える。
さればこそ冒頭で述べたとおり、
時々の権力者や世論・流行に左右されず、
国際情勢をより普遍的、戦略的な視点から眺め、
可能な限り客観的な分析を加える『質の高い評論』が
求められる。今年も、いや今年こそは、
これをめざして一層の努力を重ねていくので、
本年もよろしくお願い申し上げる。」

はい。巻頭言を楽しみに、
来月号までに、この新書
「戦略的思考とは何か」を読んで、
何とか戦略的のセの字ぐらいは
分かるようにしたいと思います。
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学校のしつけ。

2018-01-11 | 産経新聞
今日の産経抄は、福沢諭吉。
うん。うん。と読みました。

そういえば、昨日の産経新聞
オピニオン欄曽野綾子さんの
水曜日連載「透明な歳月の光」の下
「解答乱麻」が印象に残っているので
打ち込んでおきます。
元小学校校長・玉田泰之氏。
そのはじまりを引用。

「全国各地を講演行脚して、児童生徒の姿を見、
父母と対話された森信三先生が
「腰骨を立てる教育」を提唱されるようになったのは、
昭和37(1962)年頃からである。
森信三全集第24巻には『腰骨を立てる教育』と題して
一書を収めておられる。
この教育は後日短く『立腰(りつよう)教育』と
呼ばれるようになった・・・」

内容は端折って、
ここでは、最後を引用

「新学期の第1日の1時間目から実践する。
立腰教育の成否は全校であれ、学級であれ、
初日の教師の第一声によって決まる。
これは『学校のしつけ』の根本原則といってよく、
教師も児童生徒も心が共に最高の緊張度に達しているが故である。
それはかの『鉄は熱いうちに打て』という語以上に、
『魂の最高燃焼の一瞬を空しく逸し去るな』ということである。

 腰骨を立てていなくても叱らない。
小言は言わない。立てている子を褒めるだけ。」

はい。
残念ながら、義務教育で私はこの
立腰教育を、うけてこなかった。

いま、60歳を過ぎてから、
こりゃ、自分ではじめるしかないと
腰が痛くなってから、
改めて、気づかされるこの頃(笑)。

幸いに
齋藤孝著「坐る力」(文春新書)
それに、この新書で指摘されていた
森信三先生講述「親子教育叢書全六冊」寺田清一編に入っている
「性根の入った子にする極秘伝 立腰教育入門」が
ありました。

さてっと、
森信三全集を本棚に揃えておられる方を
知っているので(笑)、全集第24巻を
今度借りてくることにします。

「学校のしつけ」に遭遇しなかったし、
遭遇していても無視したであろう私は、
あらためて、自分のための立腰教育の
入門をこれから果たす所存でおります。

新春早々の、入門のきっかけとして、
「解答乱麻」を読ませて頂きました。



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