「週刊新潮」創刊号。その谷内六郎の表紙には、
「上総の町は貨車の列 火の見の高さに海がある」
と絵の中に、言葉が書きこまれております。
そして、別のページには、
谷内六郎の「表紙の言葉」があります。
創刊号の「表紙の言葉」というと、
「乳色の夜明、どろどろどろりん海鳴は低音、
鶏はソプラノ、雨戸のふし穴がレンズになって
丸八の土蔵がさかさにうつる幻燈。
兄ちゃん浜いぐべい、
早よう起ねえと、地曳におぐれるよ、
上総の海に陽が昇ると、
町には海藻の匂がひろがって、
タバコ屋の婆さまが、
不景気でおいねえこったなあ
と言いました。房州御宿にて」
以上全文。
この創刊号は1956年(昭和31年)でした。
この「表紙の言葉」にある
「どろどろどろりん海鳴は」という箇所から
私に思い浮かぶ小学校校歌があります。
家から自動車で1時間の範囲にある
小学校だったのですが、閉校。
古い校歌もお蔵入り。
その古い歌が私は好きなので、ここに紹介。
「二本松の歌」という題で、
昭和32年制定。
風のさらさら 佐野原(さのっぱら)
きりりり りれらとおじょうじょが
たわわな稲の 穂につけば
眼玉にうつった うろこ雲
遠鳴り 汐鳴り 平砂浦
るるるる るーんと北風に
負けずに育つ おれたちは
肩くみ合った 松の苗
皆で帰る 竜の道
うおろろろ ろーんと暮の鐘
かすんだ山の 端に消えて
お地蔵様も 目を伏せた
すっくり立ってる運動場
しんとろ とろりと二本松
みんなで見上げりゃ 夏の空
希望に輝く 雲の峰
はい。「どろどろどろりん」の翌年に、
「うおろろろ ろーん」「しんとろ とろり」
というこの校歌が出来ておりました(笑)。
ちなみに、
この校歌は、小学校に赴任の新米先生が、
校長先生の命令で作詞をしたのだそうです。
「上総の町は貨車の列 火の見の高さに海がある」
と絵の中に、言葉が書きこまれております。
そして、別のページには、
谷内六郎の「表紙の言葉」があります。
創刊号の「表紙の言葉」というと、
「乳色の夜明、どろどろどろりん海鳴は低音、
鶏はソプラノ、雨戸のふし穴がレンズになって
丸八の土蔵がさかさにうつる幻燈。
兄ちゃん浜いぐべい、
早よう起ねえと、地曳におぐれるよ、
上総の海に陽が昇ると、
町には海藻の匂がひろがって、
タバコ屋の婆さまが、
不景気でおいねえこったなあ
と言いました。房州御宿にて」
以上全文。
この創刊号は1956年(昭和31年)でした。
この「表紙の言葉」にある
「どろどろどろりん海鳴は」という箇所から
私に思い浮かぶ小学校校歌があります。
家から自動車で1時間の範囲にある
小学校だったのですが、閉校。
古い校歌もお蔵入り。
その古い歌が私は好きなので、ここに紹介。
「二本松の歌」という題で、
昭和32年制定。
風のさらさら 佐野原(さのっぱら)
きりりり りれらとおじょうじょが
たわわな稲の 穂につけば
眼玉にうつった うろこ雲
遠鳴り 汐鳴り 平砂浦
るるるる るーんと北風に
負けずに育つ おれたちは
肩くみ合った 松の苗
皆で帰る 竜の道
うおろろろ ろーんと暮の鐘
かすんだ山の 端に消えて
お地蔵様も 目を伏せた
すっくり立ってる運動場
しんとろ とろりと二本松
みんなで見上げりゃ 夏の空
希望に輝く 雲の峰
はい。「どろどろどろりん」の翌年に、
「うおろろろ ろーん」「しんとろ とろり」
というこの校歌が出来ておりました(笑)。
ちなみに、
この校歌は、小学校に赴任の新米先生が、
校長先生の命令で作詞をしたのだそうです。