産経新聞12月23日に
「今年 私の3冊」という1ページがありました。
そのはじまりに花田紀凱氏が3冊をあげており、
私が気になったのは、3冊目(笑)。
その3冊目を紹介。
「忙しい仕事の合間、平川先生の著作を
ひもとくのは至福の時である。
読む度に、学問とはこんなに楽しいものかと思い、
ああ、若い日にもっと、もっと勉強しておけばよかった
と痛感する。
平成28年11月から順次刊行され、全18巻(平川祐弘決定版著作集)
のうち現在12巻まで出ている。どの巻を読んでもいいけれど、
おすすめは先生の読書遍歴を中心とした
『書物の声 歴史の声』。」
とありました。
うん。私は平川祐弘氏の著作を齧っただけで、
主要著作の未読本が多い。この著作集は買っていないのですが、
それでも『書物の声 歴史の声』は単行本で持ってます
(ちっとも自慢にならない)。
何でも勉誠出版の著作集では、
『書物の声 歴史の声』に、単行本未収録の200余点が
この決定版著作集には含まれているらしい。
はい。私は高いから、この著作集は買わない(笑)。
イソップの『すっぱい葡萄』よろしく、
単行本の『書物の声 歴史の声』のほうが
おいしいよと言いたい気がしてくる。
ということで、
単行本『書物の声 歴史の声』を、
あらためて、ここで紹介してみくなりました。
単行本の、出版社は弦書房。
弦書房は、福岡市にある出版社。
単行本は2009年11月発行。
著作集にはどうだか知りませんが、
単行本の「書物の声 歴史の声」には
挿画があり、それは奥さんの平川依子さんの絵。
私など、読んだ内容はすっかり忘れても、
挿画は、というと思い浮かべられる本です。
それほどに、印象に残る挿画が
2~3頁おきに描かれており、
本文にあいまって、嬉しい読み物となっております。
はたして、決定版著作集には
この挿画は、どうなったか?
こうゆう、機会なので、
単行本の九州に関連する箇所を引用。
題は158「橋本発言」とあります。
「『「朝日新聞」は愚かな言論機関。
すぐに廃業した方がいい』といいきる橋下を
むしろ良しとした。多くの人が感じながら
口に出せない傾向的な新聞に対する嫌悪感を
氏が公然と述べたからであろう。
大新聞の主幹が奇妙な論説を書く。
世間と論説委員の感覚に温度差があり過ぎる。
紙上の楼閣に棲む中央のマスコミ関係者の
頭の中で作られた『世論』なるものに
地方のマスコミもやすやすと追随してはいないか。
大部数のマスコミは影響力を誇るが、
部数が多いだけが能ではない。欠点もある。
地方紙の『熊日』には記者の個性がまだしも
感じられるが、全国紙にはそれが希薄だ。」(p218)
さてっと、単行本のあとがきも引用。
はじまりは
「1992年、60歳になった私は九州の大学へ招かれた。
そんな有難い縁で九州の新聞の文化欄にしばしば
寄稿することとなった。私にとくに目をかけてくれた人は
『熊本日日新聞』の井上智重氏で・・・・」
うん。もう少し引用しておきます。
「私は反体制ではなく、強いていえば反大勢である。
論壇や文壇主流に遠慮せず、正直に少数意見を発言
することも許され、反時代的考察も述べることができ
有難かった。地方新聞の存在意義は中央のマスコミの
紋切型や大新聞の大権威に簡単に服さない点にも
あると思っている。・・・」
うん。久しぶりに本棚からとりだすも、
もうすっかり、忘れておりました(笑)。
はい。決定版著作集は高価で、
私には、手がでないのですが、
これを機会に売れますように。
「今年 私の3冊」という1ページがありました。
そのはじまりに花田紀凱氏が3冊をあげており、
私が気になったのは、3冊目(笑)。
その3冊目を紹介。
「忙しい仕事の合間、平川先生の著作を
ひもとくのは至福の時である。
読む度に、学問とはこんなに楽しいものかと思い、
ああ、若い日にもっと、もっと勉強しておけばよかった
と痛感する。
平成28年11月から順次刊行され、全18巻(平川祐弘決定版著作集)
のうち現在12巻まで出ている。どの巻を読んでもいいけれど、
おすすめは先生の読書遍歴を中心とした
『書物の声 歴史の声』。」
とありました。
うん。私は平川祐弘氏の著作を齧っただけで、
主要著作の未読本が多い。この著作集は買っていないのですが、
それでも『書物の声 歴史の声』は単行本で持ってます
(ちっとも自慢にならない)。
何でも勉誠出版の著作集では、
『書物の声 歴史の声』に、単行本未収録の200余点が
この決定版著作集には含まれているらしい。
はい。私は高いから、この著作集は買わない(笑)。
イソップの『すっぱい葡萄』よろしく、
単行本の『書物の声 歴史の声』のほうが
おいしいよと言いたい気がしてくる。
ということで、
単行本『書物の声 歴史の声』を、
あらためて、ここで紹介してみくなりました。
単行本の、出版社は弦書房。
弦書房は、福岡市にある出版社。
単行本は2009年11月発行。
著作集にはどうだか知りませんが、
単行本の「書物の声 歴史の声」には
挿画があり、それは奥さんの平川依子さんの絵。
私など、読んだ内容はすっかり忘れても、
挿画は、というと思い浮かべられる本です。
それほどに、印象に残る挿画が
2~3頁おきに描かれており、
本文にあいまって、嬉しい読み物となっております。
はたして、決定版著作集には
この挿画は、どうなったか?
こうゆう、機会なので、
単行本の九州に関連する箇所を引用。
題は158「橋本発言」とあります。
「『「朝日新聞」は愚かな言論機関。
すぐに廃業した方がいい』といいきる橋下を
むしろ良しとした。多くの人が感じながら
口に出せない傾向的な新聞に対する嫌悪感を
氏が公然と述べたからであろう。
大新聞の主幹が奇妙な論説を書く。
世間と論説委員の感覚に温度差があり過ぎる。
紙上の楼閣に棲む中央のマスコミ関係者の
頭の中で作られた『世論』なるものに
地方のマスコミもやすやすと追随してはいないか。
大部数のマスコミは影響力を誇るが、
部数が多いだけが能ではない。欠点もある。
地方紙の『熊日』には記者の個性がまだしも
感じられるが、全国紙にはそれが希薄だ。」(p218)
さてっと、単行本のあとがきも引用。
はじまりは
「1992年、60歳になった私は九州の大学へ招かれた。
そんな有難い縁で九州の新聞の文化欄にしばしば
寄稿することとなった。私にとくに目をかけてくれた人は
『熊本日日新聞』の井上智重氏で・・・・」
うん。もう少し引用しておきます。
「私は反体制ではなく、強いていえば反大勢である。
論壇や文壇主流に遠慮せず、正直に少数意見を発言
することも許され、反時代的考察も述べることができ
有難かった。地方新聞の存在意義は中央のマスコミの
紋切型や大新聞の大権威に簡単に服さない点にも
あると思っている。・・・」
うん。久しぶりに本棚からとりだすも、
もうすっかり、忘れておりました(笑)。
はい。決定版著作集は高価で、
私には、手がでないのですが、
これを機会に売れますように。