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和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

平成の自然災害へのお言葉。

2018-12-23 | 地震
今日は天皇誕生日。
産経新聞一面に「陛下85歳 最後のご会見」とあります。
私が気になったのはこの箇所。

「平成の時代で『心に残る』こととして、
阪神大震災や東日本大震災など多くの犠牲者を出した
自然災害を挙げ『言葉に尽くせぬ悲しみ』を覚えると
述べられた。・・・」

今年は新聞の切り抜きをしなかったのですが、
以前の切り抜きが、手つかずに放置されていて、
すこしは整理しようと上の方をかたずけ(笑)。

そこに、2011年5月2日の産経オピニオンの切り抜きが
出て来る。「吉村昭と三陸海岸」とあります。
最初の紹介文を引用してみます。

「作家の吉村昭さん(1927~2006)が約40年前に
著した作品『三陸海岸大津波』(文春文庫)が、
ベストセラーになっている。明治以降、東北の海岸を
3度襲った大津波についての記録文学だ。
版元の文芸春秋は東日本大震災以降、約15万部を増刷。
その印税を被災地・岩手県田野畑村に寄付した
妻で作家の津村節子さんに・・・・」


そうそう。私は東日本大震災のあとに
「方丈記」と吉村昭著「三陸海岸大津波」「関東大震災」
とを読みました。吉村昭氏の本は初めて読みました。

ところで、
「WILL」2019年2月号が出ております。
その「森史朗の今月この一冊」は
吉村昭の中公文庫の一冊をとりあげておりました。

そのはじめの方に「吉村昭記念文学館」が紹介されており、
気になるので引用しておきます。

「没後、東京・荒川区に『吉村昭記念文学館』が建立され、
常設展示作品のほか各種企画展を開催。静かなブームが続いている。
平成22年には吉村昭原作『三陸海岸大津波』『関東大震災』を
特集した『自然災害と人間の営み』展が企画され、
宮内庁から突然の電話で『陛下がご覧になりたいとのご希望』
と伝えられ、同館では大慌て。じっさいに行幸され、
熱心に展示物をご覧になり『語りつぐことが大切ですね』
とのお言葉があり、案内役の荒川区長は恐懼することしきり・・」
(p146)
コメント
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