12月に買った古本の中に、
定本犀星句集「遠野集」(五月書房・昭和34年)。
函入で、室生犀星の墨書き俳句が
1ページに1~2句。ゆったりと並ぶ贅沢。
うん。古本じゃなければ買いません(笑)。
さてっと序も犀星本人が書いており、
その序の最後を引用。
「本集の墨書原稿は昭和12年の冬に、
信州軽井沢の宿でこつこつ書いた物で、
その当時から墨書きの書物を思ひ立つてゐたが、
機会がなく今日に至ったものである。
昭和34年仲春 著者 」
正月を 前に墨書の 俳句かな
はい。これは私が今思いついた俳句(笑)。
うん。ちょっと俳句でもって挨拶したくなる。
そんな、一冊。
そこから、数句引用。
それも、冬に限りましょう。
木枯
木枯や別れてもなほ振り返る
しぐれ
金沢のしぐれをおもふ火鉢かな
寒さ
松風の奥に寺ある寒さかな
冬すみれ
石垣のあひまに冬のすみれかな
金沢、犀川
ちなみに、古典かな。くずし字のかな。
も少しあるのですが、
能のくずし字の「の」
可のくずし字の「か」
それくらいですので、素人にも読みやすく、
つたない字も、理解へと引き寄せられます。
うん。
俳諧に 触れし味する 墨書かな。
定本犀星句集「遠野集」(五月書房・昭和34年)。
函入で、室生犀星の墨書き俳句が
1ページに1~2句。ゆったりと並ぶ贅沢。
うん。古本じゃなければ買いません(笑)。
さてっと序も犀星本人が書いており、
その序の最後を引用。
「本集の墨書原稿は昭和12年の冬に、
信州軽井沢の宿でこつこつ書いた物で、
その当時から墨書きの書物を思ひ立つてゐたが、
機会がなく今日に至ったものである。
昭和34年仲春 著者 」
正月を 前に墨書の 俳句かな
はい。これは私が今思いついた俳句(笑)。
うん。ちょっと俳句でもって挨拶したくなる。
そんな、一冊。
そこから、数句引用。
それも、冬に限りましょう。
木枯
木枯や別れてもなほ振り返る
しぐれ
金沢のしぐれをおもふ火鉢かな
寒さ
松風の奥に寺ある寒さかな
冬すみれ
石垣のあひまに冬のすみれかな
金沢、犀川
ちなみに、古典かな。くずし字のかな。
も少しあるのですが、
能のくずし字の「の」
可のくずし字の「か」
それくらいですので、素人にも読みやすく、
つたない字も、理解へと引き寄せられます。
うん。
俳諧に 触れし味する 墨書かな。