『日本海洋詩集』丸山薫編・海洋文化社を注文。
もちろん古本なので黄ばみがまんべんなく広がっていました。
はい。昭和17年発行ですから紙もそれなりのものになります。
それでも、買いたくなる詩集ができたのでワクワクしてます。
海をテーマに、さまざまな詩人の詩が並ぶ、430ページです。
はじまりの序詩。うん。名前はないけれど丸山薫なんでしょう。
10行詩です。はい。その始まりの2行と終りの2行を引用します。
海は白髪なれど
老いしにあらず
・・・・・・
・・・・・・
こゝに不断の波あり
永遠(とは)の息吹あり
はい。わたしは、これを読めて満足。
こうしてすぐに満足してしまうのが、
たまに傷なのでしょうね(笑)。
この時代のなかの約90名ほどの詩人の、
それも、海の詩が並んでいて壮観です。
目次の名前を見ているだけでもう満足。
まあ、読まずに、満足してばかりでもいけないし、
こういう際には、ちがった角度でここに載らない、
文部省唱歌『うみ』を引用してみたくなりました。
うみ 林 柳波 作詞
井上武士 作曲
うみは ひろいな
おおきいな
つきが のぼるし
ひが しずむ
うみは おおなみ
あおい なみ
ゆれて どこまで
つづくやら
うみに おふねを
うかばせて
いってみたいな
よそのくに
ちなみに、この歌の解説を引用。
「親子で歌いつごう日本の歌百選」(文化庁・東京書籍2007年)から
「 文部省唱歌『うみ』は国民学校(小学校)一年生用の国定教科書
『 ウタノホン(上)』(昭和16 文部省)に、
『 ウミ 』というタイトルで掲載されました。
むかしの小学生は、まずカタカナを習ったので、
歌詞もほぼカタカナ書きです。
教科書編纂委員で作詞者の林柳波(はやし・りゅうは)明治25~昭和24
は、すなおな子どもの発想に寄り添いながら、わかりやすい話し言葉で、
海の豊かさや大らかさを表現することを心がけました。・・・・
いまでも教科書教材として親しまれています。・・・ 」(p144)
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