和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

天皇家のお歌を。

2019-04-30 | 産経新聞
産経新聞4月30日(火)。
今日の一面左に、平川祐弘氏の文。
産経新聞は平川祐弘氏をもってきた。
他の人でなくてよかった(笑)。

すこしだけ引用。
はじまりは。

「新天皇の即位を祝し、
天皇家のお歌を掲げ、
皇室の弥栄(いやさか)を
祈らせていただく。

  さしのぼる朝日のごとく
  さはやかにもたまほしきは心なりけり 

明治天皇は人はいかに生きるべきか、
心がけをうたわれた。
お歌は天皇様をはじめだれしもが
そうありたいと願う気持ちである。」




「私ども昭和一桁世代は小学校で
明治天皇御製をお習いした。

 あさみどり澄みわたりたる大空の
        廣きをおのが心ともがな

 これが神道の訓えと私が気づいたのは
だいぶ後である。自覚が遅れたのは、
敗戦後、占領軍司令部の否定的な
神道解釈の下で教育された私たちは、
自国の過去に背を向けがちだったからだ。
神道には経典もない。
他の一神教と違い
『スルナカレ』式の戒めはない。
だがお歌には人の人たるべき道が
ゆったりと示される。
清く明るい審美感こそ神道の倫理観なのだ。」


6段ある文の、5段目の最後も引用。

「天皇のお務めはなによりも
祈ることと続くことにある。
天皇家が民族の永世の象徴であるのは
『祈る』ことにより『続く』からである。
陛下はこの国の死んだ人と
生きている人との統合の象徴で、
万世一系の天皇を戴くことで、
日本人は民族の命の永続性を感得する。」


こうして引用してくると、
文のしめくくりをも引用。

「・・・新天皇が
『御祖(みおや)みな歩み給ひし
真直(ますぐ)なる大きなる道』
を進まれることを寿(ことほ)ぎ、
この御代替わりにあたり一人の民として
謹みて祝意を述べさせていただく。」



はい。読めてよかった(笑)。



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