和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

日出づる処(ところ)の天子。

2021-12-28 | 産経新聞
ちょうど、産経新聞12月28日のオピニオン「正論」欄は
平川祐弘氏の文が掲載されております。
うん。ここを引用。

「中心的な大文明の周辺には文化の混淆(こんこう)が起る。
日本は漢文化の影響を受けつつ自己を維持した。
『和魂漢才』と呼ばれた時期である。

その千年後には、西洋文化の影響を受けつつも自己を維持した。
『和魂洋才』と呼ばれた時期だ。
グローバル化の際、クレオール化といわれる文化の混淆は起るが、
肯定的に受け止めたい。

排他的ナショナリズムが過剰な南北朝鮮は、
独立後、漢字を廃した。偏狭な政策だ。

漢字文化に汚染されたとか、
横文字に日本が侵食されたとか、
私は大仰に騒ぎたくはない。
和食も中華料理も洋食もキムチも好きな
日本人は、暮らしも読書も和洋折衷だ。

しかし、一党専制の支配だけは御免蒙(こうむ)りたい。
顧ると、田中角栄の日中国交回復後、『産経新聞』は別だが、
大新聞の親中の旗振りは異常だった。・・・・・」

はい。ここまででもいいのでしょうが、ですが、
ここは、平川祐弘氏の文の最後の箇所も引用しておかなければ。


「・・・日本外務省のチャイナ・スクールには
『日出づる処の天子、書を日没する処の天子に致す、
 恙(つつが)無きや』という
肩を張った平等感覚はないらしい。

習近平国家主席が唱える
『中国の夢』の正体は、華夷秩序の復活だ。

ヒトラー、スターリンと並ぶ20世紀の三大独裁者の一人、
毛沢東を偉大な師と仰ぎ、その大きな額を天安門広場に飾る
国に碌(ろく)なことはない。

財界人も政治家もそんな一党独裁体制に媚びる
まねだけはしないでもらいたい。」

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