映画「さんかく」は凡作の多かった2010年の邦画ではベスト3に入る作品だと思う。
倦怠期を迎えた同棲カップルの部屋に、気まぐれな妹が転がり込み、恋の三角関係に発展していくラブコメディーだ。高岡蒼甫が主演となり、同棲相手と彼女のかわいい15歳の妹に翻弄される男をコミカルに演じる。AKB48のメンバー小野恵令奈の妹がなかなか可愛く適役であった。同棲相手の田畑智子も好演だ。
よくありそうな話であるが、映画として非常に練られた印象を受けた。
脚本の巧みさと吉田監督の力量を感じさせる。
改造車を乗り回す釣具ショップに勤める30歳の主人公こと高岡蒼甫と、29歳化粧品販売員こと田畑智子は同棲して2年。特に高岡は田畑との関係にマンネリを感じてきていた。そんな二人のアパートに、田畑の妹で中学三年生のこと小野恵令奈が夏休みを利用して転がり込んでくる。小野は、下着同然の部屋着姿でうろついたりして挑発して主人公を翻弄し、彼も小野に惹かれていく。
夏休みも終わりに近づき、小野が実家に帰る前の晩、いなくなるせつなさで高岡は思わず小野を抱きしめてしまう。さらにその夜、眠れずにトイレに立った主人公と小野は自然とキスを交わすのだった。実家に帰ってからも、毎日のように彼女のことで頭がいっぱいになっていた。そんな時ちょっとしたケンカをして腹を立てた高岡は「別れる」といって家を飛び出してしまう。フラれた彼女こと田畑には別れるつもりはなく、逆にしつこすぎて迷惑がられるが。。。。
ロリコン好きにはたまらない小野恵令奈のふるまいである。同じような状況であったなら、普通の健康な男であれば、同じように狂ってしまったかもしれない。とはいうものの15歳である。同じ年の娘を持つ自分としては複雑である。ただそのロリコンの気持ちをあえて前面に出すのが監督の目的としてあったのではないか?
同棲相手のふるまいにちょっとしたことでひねくれたりヒステリーを起こしたり姿や、友人の紹介というだけでマルチ商法に引っかかっていく姿なんていかにも普通の女性にありがちな感じである。それに加えて、後輩イジメで反感を食らうようないやな奴で、自分勝手なダメ男の主人公のキャラもよくありがちだ。登場回数は少ないが、主人公の後輩役とのやり取りを通じて、主人公のいやな奴ぶりを浮き上がらせていた。いずれにせよ、男女間の心理はよくわかって書かれたシナリオと感じた。
途中弱い、非現実と感じさせる部分もあるが、最後にかけてのムードの出し方は絶妙のうまさであった。
少しづつセリフを減らしながら、その思いを画像の中の表情で表現しようとする意図を感じた。
ラストに脱帽!!
倦怠期を迎えた同棲カップルの部屋に、気まぐれな妹が転がり込み、恋の三角関係に発展していくラブコメディーだ。高岡蒼甫が主演となり、同棲相手と彼女のかわいい15歳の妹に翻弄される男をコミカルに演じる。AKB48のメンバー小野恵令奈の妹がなかなか可愛く適役であった。同棲相手の田畑智子も好演だ。
よくありそうな話であるが、映画として非常に練られた印象を受けた。
脚本の巧みさと吉田監督の力量を感じさせる。
改造車を乗り回す釣具ショップに勤める30歳の主人公こと高岡蒼甫と、29歳化粧品販売員こと田畑智子は同棲して2年。特に高岡は田畑との関係にマンネリを感じてきていた。そんな二人のアパートに、田畑の妹で中学三年生のこと小野恵令奈が夏休みを利用して転がり込んでくる。小野は、下着同然の部屋着姿でうろついたりして挑発して主人公を翻弄し、彼も小野に惹かれていく。
夏休みも終わりに近づき、小野が実家に帰る前の晩、いなくなるせつなさで高岡は思わず小野を抱きしめてしまう。さらにその夜、眠れずにトイレに立った主人公と小野は自然とキスを交わすのだった。実家に帰ってからも、毎日のように彼女のことで頭がいっぱいになっていた。そんな時ちょっとしたケンカをして腹を立てた高岡は「別れる」といって家を飛び出してしまう。フラれた彼女こと田畑には別れるつもりはなく、逆にしつこすぎて迷惑がられるが。。。。
ロリコン好きにはたまらない小野恵令奈のふるまいである。同じような状況であったなら、普通の健康な男であれば、同じように狂ってしまったかもしれない。とはいうものの15歳である。同じ年の娘を持つ自分としては複雑である。ただそのロリコンの気持ちをあえて前面に出すのが監督の目的としてあったのではないか?
同棲相手のふるまいにちょっとしたことでひねくれたりヒステリーを起こしたり姿や、友人の紹介というだけでマルチ商法に引っかかっていく姿なんていかにも普通の女性にありがちな感じである。それに加えて、後輩イジメで反感を食らうようないやな奴で、自分勝手なダメ男の主人公のキャラもよくありがちだ。登場回数は少ないが、主人公の後輩役とのやり取りを通じて、主人公のいやな奴ぶりを浮き上がらせていた。いずれにせよ、男女間の心理はよくわかって書かれたシナリオと感じた。
途中弱い、非現実と感じさせる部分もあるが、最後にかけてのムードの出し方は絶妙のうまさであった。
少しづつセリフを減らしながら、その思いを画像の中の表情で表現しようとする意図を感じた。
ラストに脱帽!!