映画とライフデザイン

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映画「クロニクル」

2014-01-16 20:46:13 | 映画(洋画 2006年以降主演男性)
映画「クロニクル」は2013年日本公開のアメリカSF映画

どちらかというと見ないタイプの映画である。でもネット上の評判もいいし、会社の後輩がおもしろかったという。ちょっと見てみるかという軽い気持ちで見た。「内気でオタクな少年が突如超能力をもって」という設定は映画史にはゴロゴロ転がっている。途中までのパターンはまさにそれで、決してつまらないわけではない。でもこの映画は素直ではない。超能力をもった少年が暴走してしまうのである。おそらくそれが全米でものすごい興行収入があった理由だろう。

高校生のアンドリュー(デイン・デハーン)は、大酒飲みで暴力的な父親、病気で寝たきりの母親のもと、学校でも一人ぼっちで過ごしていた。アンドリューはそんな生活のすべてを、唯一の話し相手である中古のビデオカメラに語りかけながら記録(クロニクル)していく。

ある日、同じ高校に通ういとこのマット(アレックス・ラッセル)が、アンドリューをパーティーに誘う。社交的なマットはお気に入りの女の子ケイシー(アシュレイ・ヒンショウ)を見つけて話し込むが、ビデオカメラを回していたアンドリューはいじめっ子に因縁をつけられる。
マットとアメフト部のスター選手スティーヴ(マイケル・B・ジョーダン)は、外で泣いていたアンドリューを見かねて、近くの洞窟探検に誘う。そこで3人は、不思議な物体に触れる。

それをきっかけに不思議な能力を身につけたことに気づく。超能力を得た3人は、女の子のスカートをめくったり、駐車している車を移動させたりと、軽いイタズラを楽しんでいた。ある日、後ろからあおってきた車を、アンドリューが超能力で横に向かせると、ガードレールを破り池の中に飛び込んでしまう。マットとスティーヴは運転手を救出するが、こりて人には使わないと超能力を使う際のルールを決める。
3人は学校のタレントショーで超能力を使った手品を披露する。みんなの喝采を受けアンドリューも人気者の仲間入りを果たす。

しかし、人気者になって向こうから近付いてきた女の子とキスをしようとしたが失敗して、学校でからかわれる。家庭の問題も解決しないし、思い通りにいかないのでアンドリューは、暴走した行動を起こすが。。。

親しい友人はいない。みんなから変わり者だと思われている。しかも、いじめっ子に狙われる。つまらない学生生活だ。ビデオカメラで自分の生活のすべてを撮ってしまおうと、絶えずカメラを持ち続けている。でもその撮り方がまわりから嫌われるやり方だ。友達と言うわけではないが、いとこのマットだけは付き合いがある。それだけマシだが、孤独には変わらない。

見ていてかわいそうだな。と思っていたら、すごい超能力をつかむ。
こんな超能力持ったら笑いが止まらないだろうなあ。人気者になるのもワケないでしょう。

でも彼の母親の病気は直せないし、元消防士だったという父親のぐうたらも治らない。しかも、治療薬の代金は高い。日本だったら健康保険さえ入っていたら、こんなことないだろうなあと思うけど、舞台はアメリカだ。

(ネタばれではあるが)
彼はそこでいじめっ子たちからカツアゲする道を選ぶ。うーん??そんなことしなくてもそれだけの超能力があればお金稼ぐ方法何ていくらでもあるでしょ。それにガキどもがそんなに金を持っているはずもない。しかし、それで味をしめると、コンビニにも乱入する。この辺りから暴走が続く。
オレだったら絶対違う動きするなあ?と思ってしまうんだけど、どうなんだろう。同じ立場だったら。。。

全米の映画ファンはこういった展開を支持するのである。確かにいじめっ子をやっつけるのは痛快である。でもなんか違うなあ??妙にこの辺が引っかかってしまった。

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