平成20年8月10日 天候晴れ
朝5時の空を見上げると雲行きが悪い。天気予報でも午後から一雨来そうだ。ならば・・・短時間で登れ、先日入り口を確かめておいた飯盛山へ行ってみることにした。この山は八ヶ岳の絶好の展望台になっていて、この季節は八ヶ岳に沈む夏の大三角形、冬にはオリオン座と冬の大三角形を撮影するのに絶好のポジションで、コース確認の意味もある。
清里の千ヶ滝の先に平沢という地区があり、そこには飯盛山最短コースの標識が立っている。登山者駐車場というのがあるので、そこに車を停めると、駐車場入り口にいた犬がワンワン吠える。間もなく駐車場管理人の女性が現れて、駐車料金500円を請求された。ここは有料駐車場だったのだ。良く見ると、駐車場の中の看板に小さく有料と書かれていた。ヴィラ千ヶ滝といい飯盛山といい、詐欺にあったような500円にちょっと腹が立ったが、ここは気持ちよく500円支払って午前8時15分、飯盛山向けて出発。登山道を登って行くと左手に宿泊所と思われる大きな建物が見えてきた。ロッジ牧詩(ぼっか)という施設で、ここから歩いたほうが早そうだ。林の中の緩い登りを歩いて行くと、左側に沢が流れている。水の汲めそうな場所はないか探しながら歩くと、沢を渡る道があり、そこを渡ってその先まで行ってみると、そこには立派な林道が登山道とほぼ平行して走っていた。タイヤの跡がほとんど無いところをみると、たぶんゲートで閉鎖されている林道なのだろう。沢の水は使えなくはないが、あまりきれいな水とは言えなそうだ。
登山道(遊歩道)と飯盛山
再び登山道に戻って登って行くと、その上で先ほどの林道と合流し、その先は丸太できれいに整備された登山道(遊歩道)が山頂に向ってつけられていた。飯盛山ハイキングマップの大きな看板が立っている。10分ほど歩くと眺望の良い稜線に抜け、右手に飯盛山山頂の穏やかなピークが見えてくる。そのあたりはマツムシソウがたくさん咲き、濃いピンク色のハクサンフウロやヤマハハコ、カワラナデシコ、コウリンカなどの花を見ることができた。緩い登りの遊歩道をゆっくりと歩き、10時、山頂に到着。山頂直下は山の斜面がピンク色に見えるほどたくさんのシモツケソウが咲いていた。
ハクサンフウロ この山のハクサンフウロは色が濃くて鮮やか。
マツムシソウ。たくさん咲いている。
コウリンカ。宇宙から舞い降りたようなきれいな花。この花に出会うと何か良いことが起こりそう。
山頂には10人ほどの人たちが休んでおり、ほとんどの人たちは私とは違うルートを登って来た人たちだった。道を尋ねてみると、野辺山側に売店、トイレが備わっている大きな駐車場があるらしい。地図で確かめるとその駐車場から車道を歩いて平沢の駐車場に戻れるようだ。軽食とたっぷりの休憩をとって、隣に見える平沢山のピークを越えて野辺山方面に行ってみることにした。
山頂直下のお花畑。山がピンク色に見えるほどシモツケソウがたくさん咲く。
飯盛山山頂。みなさん八ヶ岳の方向を見てます。この日は残念ながら雲隠れ。
平沢山への登りはやや傾斜がきついが、斜面に階段状の切れ込みがつけられている。ピークからわずかに下って巻き道と合流し、そこからしばらくは水平に近い林の中の道を歩く。ところどころ石の露出したやや急な斜面を下ると展望が開け、野辺山のスキー場、さらに下ると左手に野辺山国立天文台の大きなパラボラアンテナが見えてくる。直下には獅子岩という大きな岩が見え、ゴルフ場と目指す駐車場がその手前に見え始める。あと15分も下れば駐車場だが、そこに「宮司の滝」と書かれた看板が目に付いた。この滝は千ヶ滝の上にある滝で、そこに行く道ならば必ず歩く予定だったアスファルトの道を横切るはずだ。ルート短絡のため迷わずそちらに進むと、今までの整備された道とはやや違う登山道らしい細い道になっていた。看板や階段がつけられて迷うことなく、やがて電波塔の何本も立つ斜面を抜け、予想通り、アスファルトの道に抜けた。宮司の滝への道はさらに続いているが、ここはアスファルトの道をテクテクと歩いて駐車場に戻った。途中で林道の入り口も確認したが、やはり入り口にはクサリが張られており、ちょうどボーイスカウトと思わしき少年少女たちが山頂向けて登って行くところだった。ロッジ牧詩の入り口もこの道沿いにあった。駐車場12時到着。
野辺山方面に向かって歩く。向うの小ピークが平沢山。
色鮮やかなカワラナデシコ。これもたくさん咲いていました。
獅子岩とゴルフ場、手前の小さく見える建物が駐車場の売店。こちらの駐車場は広くて無料、しかもコースはこちらの方が早く山頂に到着できる。
コースがたいへん良く整備され、花もたくさん咲き、眺望も申し分ない飯盛山のハイキングコース。初心者には打って付けの山だった。
飯盛山ハイキングマップ
朝5時の空を見上げると雲行きが悪い。天気予報でも午後から一雨来そうだ。ならば・・・短時間で登れ、先日入り口を確かめておいた飯盛山へ行ってみることにした。この山は八ヶ岳の絶好の展望台になっていて、この季節は八ヶ岳に沈む夏の大三角形、冬にはオリオン座と冬の大三角形を撮影するのに絶好のポジションで、コース確認の意味もある。
清里の千ヶ滝の先に平沢という地区があり、そこには飯盛山最短コースの標識が立っている。登山者駐車場というのがあるので、そこに車を停めると、駐車場入り口にいた犬がワンワン吠える。間もなく駐車場管理人の女性が現れて、駐車料金500円を請求された。ここは有料駐車場だったのだ。良く見ると、駐車場の中の看板に小さく有料と書かれていた。ヴィラ千ヶ滝といい飯盛山といい、詐欺にあったような500円にちょっと腹が立ったが、ここは気持ちよく500円支払って午前8時15分、飯盛山向けて出発。登山道を登って行くと左手に宿泊所と思われる大きな建物が見えてきた。ロッジ牧詩(ぼっか)という施設で、ここから歩いたほうが早そうだ。林の中の緩い登りを歩いて行くと、左側に沢が流れている。水の汲めそうな場所はないか探しながら歩くと、沢を渡る道があり、そこを渡ってその先まで行ってみると、そこには立派な林道が登山道とほぼ平行して走っていた。タイヤの跡がほとんど無いところをみると、たぶんゲートで閉鎖されている林道なのだろう。沢の水は使えなくはないが、あまりきれいな水とは言えなそうだ。
登山道(遊歩道)と飯盛山
再び登山道に戻って登って行くと、その上で先ほどの林道と合流し、その先は丸太できれいに整備された登山道(遊歩道)が山頂に向ってつけられていた。飯盛山ハイキングマップの大きな看板が立っている。10分ほど歩くと眺望の良い稜線に抜け、右手に飯盛山山頂の穏やかなピークが見えてくる。そのあたりはマツムシソウがたくさん咲き、濃いピンク色のハクサンフウロやヤマハハコ、カワラナデシコ、コウリンカなどの花を見ることができた。緩い登りの遊歩道をゆっくりと歩き、10時、山頂に到着。山頂直下は山の斜面がピンク色に見えるほどたくさんのシモツケソウが咲いていた。
ハクサンフウロ この山のハクサンフウロは色が濃くて鮮やか。
マツムシソウ。たくさん咲いている。
コウリンカ。宇宙から舞い降りたようなきれいな花。この花に出会うと何か良いことが起こりそう。
山頂には10人ほどの人たちが休んでおり、ほとんどの人たちは私とは違うルートを登って来た人たちだった。道を尋ねてみると、野辺山側に売店、トイレが備わっている大きな駐車場があるらしい。地図で確かめるとその駐車場から車道を歩いて平沢の駐車場に戻れるようだ。軽食とたっぷりの休憩をとって、隣に見える平沢山のピークを越えて野辺山方面に行ってみることにした。
山頂直下のお花畑。山がピンク色に見えるほどシモツケソウがたくさん咲く。
飯盛山山頂。みなさん八ヶ岳の方向を見てます。この日は残念ながら雲隠れ。
平沢山への登りはやや傾斜がきついが、斜面に階段状の切れ込みがつけられている。ピークからわずかに下って巻き道と合流し、そこからしばらくは水平に近い林の中の道を歩く。ところどころ石の露出したやや急な斜面を下ると展望が開け、野辺山のスキー場、さらに下ると左手に野辺山国立天文台の大きなパラボラアンテナが見えてくる。直下には獅子岩という大きな岩が見え、ゴルフ場と目指す駐車場がその手前に見え始める。あと15分も下れば駐車場だが、そこに「宮司の滝」と書かれた看板が目に付いた。この滝は千ヶ滝の上にある滝で、そこに行く道ならば必ず歩く予定だったアスファルトの道を横切るはずだ。ルート短絡のため迷わずそちらに進むと、今までの整備された道とはやや違う登山道らしい細い道になっていた。看板や階段がつけられて迷うことなく、やがて電波塔の何本も立つ斜面を抜け、予想通り、アスファルトの道に抜けた。宮司の滝への道はさらに続いているが、ここはアスファルトの道をテクテクと歩いて駐車場に戻った。途中で林道の入り口も確認したが、やはり入り口にはクサリが張られており、ちょうどボーイスカウトと思わしき少年少女たちが山頂向けて登って行くところだった。ロッジ牧詩の入り口もこの道沿いにあった。駐車場12時到着。
野辺山方面に向かって歩く。向うの小ピークが平沢山。
色鮮やかなカワラナデシコ。これもたくさん咲いていました。
獅子岩とゴルフ場、手前の小さく見える建物が駐車場の売店。こちらの駐車場は広くて無料、しかもコースはこちらの方が早く山頂に到着できる。
コースがたいへん良く整備され、花もたくさん咲き、眺望も申し分ない飯盛山のハイキングコース。初心者には打って付けの山だった。
飯盛山ハイキングマップ