山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

梅雨の合間の釈迦ヶ岳

2011年06月03日 | 南アルプス
 平成23年5月30日

 先週梅雨入りした甲府盆地は週末雨が降り続けた。職場の仲間を連れてツツジの花が咲いているであろう御坂山塊を予定していたのだが、雨のため中止になってしまった。週明けの30日、午前中はどんより曇り空だったが、午後になって青空が見えるようになってきた。携帯電話で三つ峠からの富士山ライブカメラを見ると、雲が巻いてはいるが晴れてきそうな雰囲気だ。手軽に行けそうな釈迦ヶ岳に行ってみることにした。

    入り口の日向坂峠。標高差が最も少なく楽に行けるルート。


    ミツバツツジ咲く。向こうの右側が節刀ヶ岳


    新緑の森に咲くミツバツツジ


    同上  向こうに見える山頂が釈迦ヶ岳

 いちばん楽に行けそうなルートを選んで日向山峠(別名どんべい峠)に車を置いてそこから出発。時間は午後3時になってしまった。稜線を5分ほど歩くとミツバツツジが咲いていた。数日間の雨と風のおかげで花はもう散り始めていた。盛期を少し過ぎてしまったようだ。それでも場所によってはちょうど満開の木もある。三脚を担いだまま稜線の林を右に左に、釈迦ヶ岳稜線らしく、ツツジが咲きかつ山頂が撮れるような構図を探して歩く。普通に歩けば1時間少々で山頂に到着できるところを2時間近くかけて歩き、4時50分、山頂に到着した。

    府駒山 ミツバツツジが登山道を彩る。


    満開のミツバツツジと釈迦ヶ岳


    ミツバツツジと釈迦ヶ岳(フラッシュ同調)


    ロープ場とミツバツツジ  山頂は間近。

 天候と気温が不順なためか、もう散ってしまっている木もあればまだ蕾のついている木もある。全体的にはミツバツツジは満開を少し過ぎたところだろう。あと1週間は見頃が続きそうだ。代わりに、真っ赤な蕾をつけたヤマツツジがもう数日で開花しそうだ。

    山頂の夫婦地蔵  富士山は雲の中。


    見頃を迎えていた山頂のミツバツツジ


    富士山が出ていれば、こんな感じで写真が撮れただろうが・・・


    こちらはまだ蕾


    もうすぐこっちの赤いツツジが咲く。

 30分以上山頂で待ったが富士山は雲に覆われて裾だけしか見えず、ミツバツツジを前景に入れての富士山は不発に終わってしまった。これからヤマツツジのシーズンとなる御坂山塊、稜線歩きに良い季節を迎える。
コメント
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