7月に訪れた群馬の山、武尊山は前日埼玉県入間市で催された1966カルテットのコンサートとセットだった。そして今回は翌日の9月2日に埼玉県川越市で催される川井郁子ヴァイオリンコンサートとセットだ。甲府を早い時間に出発できれば日光白根山あたりを考えていたが、業務を済ませてからでないと出発できず、さらに起床予定時間を30分も寝過ごすというおまけがついた。さらに、天気予報では空気の状態が不安定で午後には雷雨になってもおかしくない状況だった。空模様を見ながら中央道、関越道を走り、赤城山に行き先を変更する。ここならば天気が急変しても下山が容易だ。植田さんと高山君を数日前に半ば強引に誘って3人で出かけた。
赤城山の大沼に12時到着。まずは沼を1周して北側のテントサイトを確認するが、黒檜山登山口までやや遠い。さらに、おかしなことに駐車場のど真ん中にテントを設営している人を見かけ、こんな反則技がここではまかり通るのかと不思議に思っていた。地図上では南側もバンガローやテントサイトになっているように見受けられたので、駒ケ岳経由黒檜山登山口に近い大沼南側湖畔の駐車場に車を止める。周辺を探すが、テントは一張りも無く、お土産物屋さんのおばさんに尋ねるとバンガローならあると教えてくれた。沼のボートをやっている人が同じ経営者と聞き、そちらに行って交渉すると、本日はバンガローはやっていないそうで、テントも不可だった。さらに、先ほど見て来たテントサイトは料金がかからないと聞いてびっくり。
とりあえずは車をその場所に置いて、黒檜山の駒ケ岳コース周回してくることにして出発した。午後1時、歩き出すとすぐに小雨が降り出し、雲が空をおおい出す。本降りと雷にならないことを祈りつつ、登山道へ進む。
大沼の南側駐車場。広い駐車場で、しかも駐車料金はかからない。赤城山は全て駐車料金がかからないらしい。
笹原の中をジグザグにつけられた登山道を進む。
駒ケ岳稜線の直下は急斜面。階段が何本かつけられていて、ルートは良く整備されている。
もうすぐ稜線に出るところだが、山には霧が巻きつく。
1時間ほどで駒ケ岳稜線に到着。晴れていれば前橋から関東平野一円の眺望が得られるのだろうが、雲で何も見えない。雨はほぼ止み、雷鳴は聞こえてこない。予定通りその先の駒ケ岳を越えて赤城山最高峰の黒檜山に向かう。
気持ちの良い笹原が広がる。
良く整備された快適な稜線歩き。眺望が得られないのが残念だが、その代わりに日が遮られて涼しい。
駒ケ岳山頂
マルバタケブキ この花が咲いているのを見ると、ここも鹿の食害かと思ってしまう。
生えている木が山梨の山と全く違う。これは何の木?
駒ケ岳のコルから黒檜山への登りは木の階段がつけられた急登が続く。登りきったところで花見ヶ原からの道と合流し、間もなく黒檜山神社に到着する。ここが山頂かと思ったらそうではなく、山頂はさらにその先、大沼への登山道と合流して10分くらいのところに広い平らな山頂があった。三角点はその中央に設置されていた。午後3時5分、山頂に到着。
黒檜山神社
黒檜山山頂(赤城山最高点)
山頂で休んでいると地元の方と思わしき、この山域にかなり詳しい方が登って来た。いろいろと情報を教えていただき、赤城山は国有地になっていて土地の個人的持ち主がおらず、駐車場もテントも料金をとっていないのだそうだ。さらに、テントサイトはあるものの、実際には他の場所にテントを張ってもあまり文句は言われないそうで、どこにテントを張ってもおそらくは大丈夫だろうという話だった。駐車場のど真ん中にテント設営している人がいるのも納得できる。展望台がさらに5分ほど先にあると聞いていたのでそちらに行ってみたが、ここも霧で何も見えない。昼食をとって下山する。
黒檜山展望台。沼田から高崎側の眺望が開けるらしいが、何も見えず。
下山は急傾斜の大沼北東側登山道を下りる。こちらは駒ケ岳経由の登山道とは大違いで、岩がゴロゴロした急斜面の悪路、しかも小雨の後で岩が滑って歩きにくい。中腹で高山君がスリップ転倒するといアクシデントがあったが、全く怪我無く済んだ。下部では大沼の眺望が開け、眼下に赤城山神社と橋を望むことができる。この頃には青空が見えてきたが、山上には若干雲が巻きついていた。午後4時50分、湖畔の道路に下り立つ。登りよりも下りのほうが辛かった。
下山道は急傾斜、岩ゴツゴツの悪路。
登山道下部から望む大沼と赤城山神社
湖畔の道路に到着。下山はスリップと浮き石に気を使い、昇りよりも疲れた。
赤城山神社に立ち寄る。
赤城山神社に立ち寄りながら湖畔の道路を歩き、駐車場に到着した。駒ケ岳・黒檜山周回して約4時間20分の行程だった。
さて、昨夜と今宵はブルームーンと言って、2日間続けて満月が昇る日だ。(実際には14夜後半と15夜の月。)おとなしくテントサイトで月を眺めながら寝るか、それともどこか夜景の見えるところで寝るか・・・。(赤城山続編に続く)
赤城山の大沼に12時到着。まずは沼を1周して北側のテントサイトを確認するが、黒檜山登山口までやや遠い。さらに、おかしなことに駐車場のど真ん中にテントを設営している人を見かけ、こんな反則技がここではまかり通るのかと不思議に思っていた。地図上では南側もバンガローやテントサイトになっているように見受けられたので、駒ケ岳経由黒檜山登山口に近い大沼南側湖畔の駐車場に車を止める。周辺を探すが、テントは一張りも無く、お土産物屋さんのおばさんに尋ねるとバンガローならあると教えてくれた。沼のボートをやっている人が同じ経営者と聞き、そちらに行って交渉すると、本日はバンガローはやっていないそうで、テントも不可だった。さらに、先ほど見て来たテントサイトは料金がかからないと聞いてびっくり。
とりあえずは車をその場所に置いて、黒檜山の駒ケ岳コース周回してくることにして出発した。午後1時、歩き出すとすぐに小雨が降り出し、雲が空をおおい出す。本降りと雷にならないことを祈りつつ、登山道へ進む。
大沼の南側駐車場。広い駐車場で、しかも駐車料金はかからない。赤城山は全て駐車料金がかからないらしい。
笹原の中をジグザグにつけられた登山道を進む。
駒ケ岳稜線の直下は急斜面。階段が何本かつけられていて、ルートは良く整備されている。
もうすぐ稜線に出るところだが、山には霧が巻きつく。
1時間ほどで駒ケ岳稜線に到着。晴れていれば前橋から関東平野一円の眺望が得られるのだろうが、雲で何も見えない。雨はほぼ止み、雷鳴は聞こえてこない。予定通りその先の駒ケ岳を越えて赤城山最高峰の黒檜山に向かう。
気持ちの良い笹原が広がる。
良く整備された快適な稜線歩き。眺望が得られないのが残念だが、その代わりに日が遮られて涼しい。
駒ケ岳山頂
マルバタケブキ この花が咲いているのを見ると、ここも鹿の食害かと思ってしまう。
生えている木が山梨の山と全く違う。これは何の木?
駒ケ岳のコルから黒檜山への登りは木の階段がつけられた急登が続く。登りきったところで花見ヶ原からの道と合流し、間もなく黒檜山神社に到着する。ここが山頂かと思ったらそうではなく、山頂はさらにその先、大沼への登山道と合流して10分くらいのところに広い平らな山頂があった。三角点はその中央に設置されていた。午後3時5分、山頂に到着。
黒檜山神社
黒檜山山頂(赤城山最高点)
山頂で休んでいると地元の方と思わしき、この山域にかなり詳しい方が登って来た。いろいろと情報を教えていただき、赤城山は国有地になっていて土地の個人的持ち主がおらず、駐車場もテントも料金をとっていないのだそうだ。さらに、テントサイトはあるものの、実際には他の場所にテントを張ってもあまり文句は言われないそうで、どこにテントを張ってもおそらくは大丈夫だろうという話だった。駐車場のど真ん中にテント設営している人がいるのも納得できる。展望台がさらに5分ほど先にあると聞いていたのでそちらに行ってみたが、ここも霧で何も見えない。昼食をとって下山する。
黒檜山展望台。沼田から高崎側の眺望が開けるらしいが、何も見えず。
下山は急傾斜の大沼北東側登山道を下りる。こちらは駒ケ岳経由の登山道とは大違いで、岩がゴロゴロした急斜面の悪路、しかも小雨の後で岩が滑って歩きにくい。中腹で高山君がスリップ転倒するといアクシデントがあったが、全く怪我無く済んだ。下部では大沼の眺望が開け、眼下に赤城山神社と橋を望むことができる。この頃には青空が見えてきたが、山上には若干雲が巻きついていた。午後4時50分、湖畔の道路に下り立つ。登りよりも下りのほうが辛かった。
下山道は急傾斜、岩ゴツゴツの悪路。
登山道下部から望む大沼と赤城山神社
湖畔の道路に到着。下山はスリップと浮き石に気を使い、昇りよりも疲れた。
赤城山神社に立ち寄る。
赤城山神社に立ち寄りながら湖畔の道路を歩き、駐車場に到着した。駒ケ岳・黒檜山周回して約4時間20分の行程だった。
さて、昨夜と今宵はブルームーンと言って、2日間続けて満月が昇る日だ。(実際には14夜後半と15夜の月。)おとなしくテントサイトで月を眺めながら寝るか、それともどこか夜景の見えるところで寝るか・・・。(赤城山続編に続く)