山梨百名山から見る風景

四方を山に囲まれた山梨県。私が愛して止まない山梨の名峰から見る山と花と星の奏でる風景を紹介するページです。

精進湖越しの富士山は? 雪の三方分山  平成25年2月23日

2013年02月25日 | 御坂・毛無・天子山系
 甲府盆地はビュービューと風の吹き荒れる寒い朝となった。冬型の気圧配置の時は行きたかった北八ヶ岳は難しい。登り易い御坂山系に行くことにしたが、どこに登るかは決まらないままにひとまずは精進湖方面に向かって車を走らせる。ふと思い出したのが「写ば写ば」に飾らせていただいてあった写真の事。2月に入ってから店内の写真を全て栗林先生ご自身の写真に変えたそうで、写真を取りに来て欲しいという連絡をいただいていた。ならば、精進湖の上の三方分山を周回してそのあとに食事を兼ねて写ば写ばに立ち寄らせていただくことにした。愛用していたキャノンEOS40Dの調子があまりにも悪く、1ランク上のEOS7Dに機種を変更し、今回が初使用となる。

 精進湖のほとりに車を止めてまずは7Dの試し撮りをする。シャッター音が小気味良く、モニターに映った画像で確認するとかなり綺麗に撮れているように見えた。(実はこれはモニターの性能が良いためで、後にパソコンで見ると若干手ぶれと後方のピントが甘いことがわかる。)9時半、湖畔を出発し女坂峠に向かう。

    精進湖湖畔から見るパノラマ台方面。かなり雪が着いている。


    民家の間の道を抜けて登山道(旧中道往還)に入る。


    登山道に入るとすぐに雪道となる。アイスバーンでは無いのでアイゼンは終日装着せず。


    中道往還とは東海道と中仙道の中間にある道という意味らしい。古くは商業や軍事のために使われていたらしい。

 女坂への道はジグザグにつけられていて歩き易く、雪の積もる道ではあるがアイゼン無しで歩けた。1時間ほど歩いて女坂峠に到着する。ここで一休み。三方分山が目の前に見えるが、かなりの急登に見える。

    雪の積もる中道往還


    女坂峠手前の樹林帯から見上げる三方分山。


    女坂峠。別名阿難坂。甲府方面から2つの峠を越えて精進湖に至るこの道は、このあたりが一番の難所だったらしい。


    峠に立つお地蔵さん。かつて身重な女性が道中で子を産んだが母子共に亡くなってしまい、ここに子を抱いた地蔵を建てたと伝えられている。何故かお地蔵さんは首が無い。

 さて、いよいよ三方分山への急登となる。さらに雪は深くなるが、トレースがしっかりとあって、道もジグザグにつけられていてさほど辛くは感じない。急登を登り切って笹の混じる緩い傾斜になると山頂は間もなくだ。11時半山頂に到着、湖畔からちょうど2時間くらいだった。この頃には朝の強風が嘘のように止み、日差しにはぬくもりを感じる。山頂にいた単独登山の先客は穏やかな天気に日向ぼっこしながら気持ち良さそうに昼寝していた。

    山頂への登り。


    笹が混じり、傾斜が緩くなると山頂は間もなく。


    三方分山山頂


    富士山側の眺望が開ける。この時間には霞んではいるが富士山が見えていた。

 山頂で20分ほど休憩してパノラマ台方向に進む。恐れていた下り斜面は雪が少ししか無かったものの、雪解けのドロドロ道でスリップに十分注意しながら下りる。30分ほどで精進峠の展望台に到着したが、この頃には富士山山頂には雲が巻いてしまっていた。精進湖を真下に見下ろしながらその向こうに富士山が立つこの場所の景色は、このルートの中で一番のお気に入りだが今日は不発に終わってしまった。カメラ手持ちで数カット撮影し、先に進む。

    精進峠展望台から見下ろす精進湖。富士山は残念ながら雲に巻かれる。


    左手に見える王岳と鬼ヶ岳山塊。向こうの山も結構白い。


    右手にはこれから歩くパノラマ台への山並。結構遠いし、アップダウンもある。

 この先はいくつかのアップダウンが続く。そしてパノラマ台入口からの道と合流して最後の緩い登りとなるが、雪の量は本日歩いた中でこのあたりが一番多かった。登り切ったところで本栖湖外輪山の周回コース、中之倉峠への分岐があり、これを過ぎるとすぐにパノラマ台だ。中之倉峠コースも下見してきたが、籔道では無くてきちんとした道が続いていた。

    パノラマ台への最後の登り。雪はこのあたりが一番多かったが、トレースはしっかりある。


    中之倉峠への分岐。今回はこのコースも確認しておきたかった。


    パノラマ台。富士山は残念ながら霞と雲の中。


    冬の御坂山塊。明日はあっちを歩いてみようかな??

 山頂には先客が二人休憩していた。私は方位版の向こう側の土台石に座って軽食をとっていたが、間も無く烏帽子岳方面から10人ほどの団体さんがやって来た。記念撮影をするらしく、方位版周辺に集まって旗かなにかを準備し始めた。どうみても私が居るのは邪魔になる。さっさと切り上げて下山することにする。下山道は雪はあるがアイスバーンは無く、快調に歩いて40分ほどでパノラマ台入口に到着した。その後は「写ば写ば」に立ち寄り、ゆっくりと昼食をいただき、栗林先生と写真談義を楽しむ。新メニューか、グリーンカレーはとてもおいしかった。

 11月に雨ヶ岳に行った時、中之倉峠側から雨ヶ岳に登って来た人に出会った。山頂直下は笹籔らしいが、距離はほんの少しだけで普通に登れると聞いた。同じところを登って来た登山者の記載が「望の富士」にもあった。ということは、烏帽子岳からパノラマ台を経て中之倉峠まで行ければ、雨ヶ岳、竜ヶ岳を越えて本栖湖外輪山を1周出来るということになる。もちろん私の足で1日で歩くには無理な距離なので、テント1泊ということになるだろう。気になっていたパノラマ台からのルートを確認するのも今回の目的の一つだった。気候が良くなった頃に、時間が許せば歩いてみたいと思う。
 
コメント (2)
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