先日御坂山塊の某山で見てきたツレサギソウ属の花は、ヤマサギソウであろうと結論付けたが、オオヤマサギソウとの指摘があった。ヤマサギソウとオオヤマサギソウの違いは、ひとつは花の色で、ヤマサギソウが黄緑色なのに対してオオヤマサギソウは白色~淡緑色、大きさは前者20~40cm、後者は40~60㎝と記されている。花の色からするとオオヤマサギソウだが、大きさはさほど大きくは無い。さらに、最大の違いは根元近くから出る大きな葉の先端部が、前者は尖っているのに対して後者は円くなっていることだ。先日見た株は、先端が尖っているように見えたのでヤマサギソウと結論付けたが、花の色を見るとどうも違うように見える。最終結論をつけるため、昨年この花を見つけた山に花と葉を見に行ってみることにする。
午後になると猛暑日となる可能性が高いため、午前中のうちに花を見て早めに下山することにした。朝6時自宅出発したが、歩き始めたのは8時近くになってしまう。

朝早めの出発。

タマゴタケ

森の中に入ってみると、足元にはクモキリソウ属の葉が点在。

思った以上にたくさんあることがわかった。

登山道の足元、踏まれそうな場所にも葉が出ている。

花はもう終わりかけたイチヤクソウに見えるが・・・

葉の形が全く違う。この花は??

咲き残っていた花は、やはりイチヤクソウのようだ。
森の中を探すと、お目当てのツレサギソウ属の花を2~3本見つけることができたが、やや時期を過ぎていて散り始めていた。昨年発見した場所は今年は数が少なく、ようやく3本見つけたがいずれも花は終わっていた。そして、葉の形を良く観察してみると・・・円い!

発見!お目当てのツレサギソウ属の花。背丈30㎝ほど、花は下方が既に散っている。

葉の形を見ると、先端は円い。

別株

葉の先端は・・・少し尖っている。

別の場所の株① 花はもう終わっている。

別の場所の株② 昨年発見したものよりも今年のほうが大きい。背丈40㎝ほど。

葉の先端はやはり円い。
ということで、この花の葉先は尖っておらず、円くなっていることから、背丈は低いものの、オオヤマサギソウということで結論がついた。
林の中を探していたところ、境界見出標の打たれた尾根道を発見した。下山する方向が少し違うが、裏側には林道が走っているはずだから林道に抜け出られればそこを歩いて戻れるはずだ。ほとんど人が歩いた痕跡はないが、切り開かれた尾根道なのでそこを下りてみると、あっという間に林道に抜け出てしまった。15分ほどだろうか。また新たな短絡ルートを発見した。あとは林道をテクテクと歩いて車の場所に戻ったが、時間的にはこの林道歩きのほうがかかったかもかもしれない。

葉はたくさん出ているが花芽を出しているのはこの1株のみ。まだ花を見たことが無い斑点鮫の花、ジ・ン・バイ・ソウ。

下山の尾根道にあったイチヤクソウの葉。先ほどの葉とはだいぶ違う。

林道脇の藪を除き込んでみれば、クモキリソウ属の葉。

ガードレールのセメントの上に群生。こんな場所が快適なのだろうか?

ママコナもたくさん。
ご指摘いただいた通り、正体不明だったツレサギソウ属の花はオオヤマサギソウということで決着がついた。もし間違っているようでしたら、ご意見をお願いしたい。
午後になると猛暑日となる可能性が高いため、午前中のうちに花を見て早めに下山することにした。朝6時自宅出発したが、歩き始めたのは8時近くになってしまう。

朝早めの出発。

タマゴタケ

森の中に入ってみると、足元にはクモキリソウ属の葉が点在。

思った以上にたくさんあることがわかった。

登山道の足元、踏まれそうな場所にも葉が出ている。

花はもう終わりかけたイチヤクソウに見えるが・・・

葉の形が全く違う。この花は??

咲き残っていた花は、やはりイチヤクソウのようだ。
森の中を探すと、お目当てのツレサギソウ属の花を2~3本見つけることができたが、やや時期を過ぎていて散り始めていた。昨年発見した場所は今年は数が少なく、ようやく3本見つけたがいずれも花は終わっていた。そして、葉の形を良く観察してみると・・・円い!

発見!お目当てのツレサギソウ属の花。背丈30㎝ほど、花は下方が既に散っている。

葉の形を見ると、先端は円い。

別株

葉の先端は・・・少し尖っている。

別の場所の株① 花はもう終わっている。

別の場所の株② 昨年発見したものよりも今年のほうが大きい。背丈40㎝ほど。

葉の先端はやはり円い。
ということで、この花の葉先は尖っておらず、円くなっていることから、背丈は低いものの、オオヤマサギソウということで結論がついた。
林の中を探していたところ、境界見出標の打たれた尾根道を発見した。下山する方向が少し違うが、裏側には林道が走っているはずだから林道に抜け出られればそこを歩いて戻れるはずだ。ほとんど人が歩いた痕跡はないが、切り開かれた尾根道なのでそこを下りてみると、あっという間に林道に抜け出てしまった。15分ほどだろうか。また新たな短絡ルートを発見した。あとは林道をテクテクと歩いて車の場所に戻ったが、時間的にはこの林道歩きのほうがかかったかもかもしれない。

葉はたくさん出ているが花芽を出しているのはこの1株のみ。まだ花を見たことが無い斑点鮫の花、ジ・ン・バイ・ソウ。

下山の尾根道にあったイチヤクソウの葉。先ほどの葉とはだいぶ違う。

林道脇の藪を除き込んでみれば、クモキリソウ属の葉。

ガードレールのセメントの上に群生。こんな場所が快適なのだろうか?

ママコナもたくさん。
ご指摘いただいた通り、正体不明だったツレサギソウ属の花はオオヤマサギソウということで決着がついた。もし間違っているようでしたら、ご意見をお願いしたい。