7月に訪れた時の櫛形山はキンポウゲやテガタチドリ、ヤマオダマキなどがたくさん咲き、保護柵設置によって植生の再生が著しいことに感動した。そしてカキランだと思っていた蕾の花、その後うーさんが再訪問して撮って来た写真を見せてもらったところ、花の色が橙色ではなかった。これはカキランでは無いのではないだろうか?自分の目で確かめるべく行ってみることにした。
週末はどうしても職場に出勤しなければならない仕事が入ってしまい、出発は10時になってしまう。高速を使って登山口に向かうが、櫛形山池の茶屋の登山口に到着したのは11時半。アヤメ平まで約2時間半、山頂を周回して約5時間半のコースなので、撮影時間と休憩時間を考慮すると6~7時間かかるだろう。下山は夕暮れになるのも止む無し。山の上は雲がかかって景色は全く見えず、雨に降られるのを覚悟の上で出発する。新しくできた道は広くて歩き易く、もみじ沢まで1時間休まずに歩く。

マルバタケブキが咲き出していた。

トリカブト

前回何だかわからなかった葉は、何かの木の双葉だったようだ。

霧が巻くモミジ沢休憩ベンチ。少し登った後はこの谷間で急下り。出発地点よりもここのほうが標高が低い。

見上げるモミジ谷。霧が巻いて薄暗く、風が止んで何か魔物が潜んでいるような雰囲気。

バイケイソウとモミジ沢の道。この先は昇りになる。
モミジ沢の休憩ベンチで一休み。霧が立ち込め風が止み、何か別世界に入り込んだような異様な雰囲気が漂う。駐車場には10台ほど車が止まっていたが、この時間には誰も歩いている様子が無い。静かな山の中にどっぷりと浸かった感じがする。この先アヤメ平までは昇りになるが、道はきわめて良く整備されている。

苔の中に、目立たないようにひっそりと咲いている。

タカネ・フタバ・ラン

緑色の花

この一角だけ密集して生えている。

地味だが愛着の湧く花。
3時間ほどかかってアヤメ平に到着した。途中小雨に降られてザックカバーを付けたが、雨はすぐに止み、カッパを着るほどではなかった。アヤメ平の中は7月とは違う花がまたたくさん咲いていた。ロープを張った通路にあふれんばかりの勢いで草が茂っている。この素晴らしさ、とても早足で通過することなど出来ない。誰もいないお花畑を独占して、ゆっくりと楽しみながら散策する。

アヤメ平到着。柵の内と外では全くの別世界が広がる。

コウリンカ

マツムシソウとシモツケソウ

この色鮮やかなシモツケソウ、元気いっぱいといった感じだ。

通路にあふれ出て咲くマツムシソウ

クルマユリ

トモエシオガマ

ホタルブクロ

鹿の食害に遭う前から囲われていた草地はまた植生が違う。背の高い草花が多い。

マルバタケブキ群落
そして、前回見つけたカキランらしき花のある場所にそっと入ってみる。同じ場所には元気で大きなシュロソウがたくさん咲いていた。目的の花を見てみると・・・一足遅く、もうほとんど終わってしまっている。残った花を見てみると柿色(橙色)ではなくた緑~薄紫色をしている。これはカキランでは無くてエゾスズランだ。

シュロソウがたくさん咲く。

目的の花、この一角にはたくさん咲いているが、ほとんど終わっている。

咲き残った花を見てみると、柿色では無い。

これはエゾスズラン。

鈴なりにたくさん花を付けるエゾスズラン。
アヤメ平の避難小屋前で少し遅い昼食をとる。時間は午後3時、来た道を戻ったほうが若干早いが、裸山と櫛形山山頂を廻っても30分と時間は変わらない。前回驚くほどのテガタチドリ群生を見た裸山のお花畑も気になることだし、この先も何本かエゾスズランがあるのを確認している。山頂を廻って下りることにする。裸山に向かう途中で足の速そうな若者とすれ違った他は、この日は誰にも出会わなかった。

エゾスズランは鹿の食害に遭ったらしく、茎から上が無くなっていた。この先の道でも花は発見できず。

裸山

柵の中のお花畑を除いてこれまたびっくり!テガタチドリに変わって今度は一面のマツムシソウ畑。

ソバナとクルマユリが混じる紫色のお花畑

どっさりのマツムシソウ

櫛形山山頂の手前にはマルバタケブキのお花畑がある。

どっさりのマルバタケブキ

櫛形山山頂。以前はもっと苔の生えたしっとりした山頂だった記憶があるが、ずいぶん禿げてしまった。

山頂にこんな石碑があるのは知らなかった。

下りの道脇に咲いていたバイケイソウ。
櫛形山山頂からは目ぼしい花も無いのでひたすら下り、午後5時、駐車場に到着した。さほどの雨にも降られず、お目当ての花も確認でき、いつもよりはやや早歩きだったが目的は達成できた。
次々に花が咲き出す櫛形山、これからが楽しみだ。秋のモミジ沢の紅葉も期待できそうだ。
週末はどうしても職場に出勤しなければならない仕事が入ってしまい、出発は10時になってしまう。高速を使って登山口に向かうが、櫛形山池の茶屋の登山口に到着したのは11時半。アヤメ平まで約2時間半、山頂を周回して約5時間半のコースなので、撮影時間と休憩時間を考慮すると6~7時間かかるだろう。下山は夕暮れになるのも止む無し。山の上は雲がかかって景色は全く見えず、雨に降られるのを覚悟の上で出発する。新しくできた道は広くて歩き易く、もみじ沢まで1時間休まずに歩く。

マルバタケブキが咲き出していた。

トリカブト

前回何だかわからなかった葉は、何かの木の双葉だったようだ。

霧が巻くモミジ沢休憩ベンチ。少し登った後はこの谷間で急下り。出発地点よりもここのほうが標高が低い。

見上げるモミジ谷。霧が巻いて薄暗く、風が止んで何か魔物が潜んでいるような雰囲気。

バイケイソウとモミジ沢の道。この先は昇りになる。
モミジ沢の休憩ベンチで一休み。霧が立ち込め風が止み、何か別世界に入り込んだような異様な雰囲気が漂う。駐車場には10台ほど車が止まっていたが、この時間には誰も歩いている様子が無い。静かな山の中にどっぷりと浸かった感じがする。この先アヤメ平までは昇りになるが、道はきわめて良く整備されている。

苔の中に、目立たないようにひっそりと咲いている。

タカネ・フタバ・ラン

緑色の花

この一角だけ密集して生えている。

地味だが愛着の湧く花。
3時間ほどかかってアヤメ平に到着した。途中小雨に降られてザックカバーを付けたが、雨はすぐに止み、カッパを着るほどではなかった。アヤメ平の中は7月とは違う花がまたたくさん咲いていた。ロープを張った通路にあふれんばかりの勢いで草が茂っている。この素晴らしさ、とても早足で通過することなど出来ない。誰もいないお花畑を独占して、ゆっくりと楽しみながら散策する。

アヤメ平到着。柵の内と外では全くの別世界が広がる。

コウリンカ

マツムシソウとシモツケソウ

この色鮮やかなシモツケソウ、元気いっぱいといった感じだ。

通路にあふれ出て咲くマツムシソウ

クルマユリ

トモエシオガマ

ホタルブクロ

鹿の食害に遭う前から囲われていた草地はまた植生が違う。背の高い草花が多い。

マルバタケブキ群落
そして、前回見つけたカキランらしき花のある場所にそっと入ってみる。同じ場所には元気で大きなシュロソウがたくさん咲いていた。目的の花を見てみると・・・一足遅く、もうほとんど終わってしまっている。残った花を見てみると柿色(橙色)ではなくた緑~薄紫色をしている。これはカキランでは無くてエゾスズランだ。

シュロソウがたくさん咲く。

目的の花、この一角にはたくさん咲いているが、ほとんど終わっている。

咲き残った花を見てみると、柿色では無い。

これはエゾスズラン。

鈴なりにたくさん花を付けるエゾスズラン。
アヤメ平の避難小屋前で少し遅い昼食をとる。時間は午後3時、来た道を戻ったほうが若干早いが、裸山と櫛形山山頂を廻っても30分と時間は変わらない。前回驚くほどのテガタチドリ群生を見た裸山のお花畑も気になることだし、この先も何本かエゾスズランがあるのを確認している。山頂を廻って下りることにする。裸山に向かう途中で足の速そうな若者とすれ違った他は、この日は誰にも出会わなかった。

エゾスズランは鹿の食害に遭ったらしく、茎から上が無くなっていた。この先の道でも花は発見できず。

裸山

柵の中のお花畑を除いてこれまたびっくり!テガタチドリに変わって今度は一面のマツムシソウ畑。

ソバナとクルマユリが混じる紫色のお花畑

どっさりのマツムシソウ

櫛形山山頂の手前にはマルバタケブキのお花畑がある。

どっさりのマルバタケブキ

櫛形山山頂。以前はもっと苔の生えたしっとりした山頂だった記憶があるが、ずいぶん禿げてしまった。

山頂にこんな石碑があるのは知らなかった。

下りの道脇に咲いていたバイケイソウ。
櫛形山山頂からは目ぼしい花も無いのでひたすら下り、午後5時、駐車場に到着した。さほどの雨にも降られず、お目当ての花も確認でき、いつもよりはやや早歩きだったが目的は達成できた。
次々に花が咲き出す櫛形山、これからが楽しみだ。秋のモミジ沢の紅葉も期待できそうだ。